シム・ウンギョンの涙の熱演に視聴者も「演技を超えた演技」と大絶賛『七人の秘書』第6話

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要人に仕える秘書たちの活躍を描く木村文乃主演のドラマ『七人の秘書』の第6話が、11月26日に放送された。今回は“秘書軍団”の一人で、慶西大学病院病の院長秘書を務めるパク・サラン(シム・ウンギョン)にまつわる親子の物語が展開。インターネット上では、シム・ウンギョンによる圧巻の演技に絶賛の声が殺到した。

本作は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや『ハケンの品格』などを手掛けた中園ミホが脚本を担当。望月千代(木村)、照井七菜(広瀬アリス)、長谷不二子(菜々緒)、パク・サラン、風間三和(大島優子)ら5人の秘書たちと、情報屋の鰐淵五月(室井滋)、そしてこのメンバーの元締めとなる萬敬太郎(江口洋介)が“影の軍団”となって、金や権力にまみれた非情な支配者たちを懲らしめていく。

三和が秘書を務める東京都知事の南勝子(萬田久子)が急性心筋梗塞で倒れ、慶西大学病院病に搬送される。財務大臣の粟田口十三(岸部一徳)は、勝子の執刀医に、“ゴッドハンド”と呼ばれる東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)を指名。半年先まで埋まっているという白鳥のスケジュールに、無理やり勝子の手術をねじ込んだため、心臓に難病を抱えていた七菜の知り合いの青果店の主人の手術がキャンセルされてしまう。

事実を知った七菜は「そんな人ゴッドじゃありませんよ!」と憤るが、それ以上に激しい怒りを見せたのがサランだった。実は、白鳥はサランの父で、かつて韓国人の母と自分を捨てた人物であることが本人の口から語られる。傷心のままラーメン店「萬」を出ていくサラン。敬太郎は“秘書軍団”のメンバーに、サランの母が白血病で5年前に亡くなっていることや、サランが父を頼って日本へやって来たことを告げる。

心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)
心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)

一方、粟田口は入院中の勝子にやんわりと退陣を促すが、拒否されたことで、白鳥に手術を失敗するように依頼。大金を積まれた白鳥だったが、「断る」と依頼をつっぱね、「私は人を殺すために研究しているんじゃない。生かすためだ」と言い放つ。白鳥に断られた粟田口は、慶西大学病院病の別の医師に手術の失敗を指示。サランは娘であることを告げないまま、白鳥に「南知事のオペをしてください」と頭を下げるのだった。

父である白鳥を憎み、医師としての白鳥を尊敬するサランの心情が丁寧に描かれた第6話は、シム・ウンギョンの熱演が炸裂。白鳥とサランが言葉を交わすラストシーンでは、涙を流しながら韓国語で「アッパ(パパ)」と白鳥を呼び、視聴者の感動を誘った。

インターネット上では、リリー・フランキーとシム・ウンギョンの演技に絶賛のコメントが殺到。「サラン(シム・ウンギョンさん)が父と再会して会話してる時の『憎みなさい』の後の不安定な目線の動き方が半端なく上手いし、会話が終わってからの感情の堰が切れる表情とかめっさすげぇ。演技とかを超えた演技(語彙力)。あんまこのレベルの演技する女優さん知らない」「サラン役のシム・ウンギョンさんの吸引力が半端ない。もちろん美人なんだけど、それだけじゃない心惹かれる何かがあって、ついつい目がいってしまう」「カバン渡したときのリリー・フランキーのあの絶妙な表情とかサラン……って名前呼ぶ時の具合がめちゃめちゃ最高でした」などの声が寄せられた。

次回12月3日放送の第7話は、東都銀行の頭取秘書である七菜が、「萬」に大学の後輩・中川由加里(伊原六花)を連れてくる。何の前触れもなく突然、東都銀行の内定を取り消されてしまったとうなだれる由加里に、千代はその経緯を調査することを約束する。

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