マツコ、初対面で『ガンダム』富野総監督の心を掴む?視聴者からも「あそこまで笑った姿見たの初めて」

公開:

マツコ・デラックスが、毎回あてもなく気ままに夜の街を徘徊し、そこで出会った人々と交流をする『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系、毎週木曜24:20~ ※一部地域を除く)。6月27日の放送では、先週に引き続き、東京・上井草にある『機動戦士ガンダム』でおなじみの制作会社「サンライズ」のスタジオを訪問した。

70歳を超えた今でも現役の富野由悠季総監督と対面したマツコ。「このスタジオにとっては……」と、長く続けている自身に対し、やや後ろ向きな発言をする監督だったが、マツコは、そんな監督に対して周囲は一目置いている、と語る。監督自身は、スタッフから尊敬されている雰囲気を感じたことがなく、歳をとると褒めてほしくなるものだと願望を吐露した。

監督は『ガンダム』放送時から多忙だったため、世の中でブームが起きたことは知らなかったという。「誰かの家に集まってみんなで見ていた」「ガンプラ買う理由で学校を休む子がいて問題になった」と回顧するマツコに、監督は「ガンダムブームは他人事なんですよ」とコメント。どのように好かれているのか、どのように嫌われているのかすら知らず、誰も教えてくれないと話した。

監督の話を聞いたマツコは「知らないから“やっていられる”っていうのもあると思うんですよね」と一言。世間の声を聞いてしまうと、一心不乱に制作ができなかっただろうと見解を述べた。監督が、製作スタッフから「ネットを見てはいけない」と釘を刺されたことを明かすと、マツコは正解と言わんばかりに「見なくていい。(参考にすると)普通のモノになっちゃう。知らないから凄いのよ!」と『ガンダム』の完成度を称賛した。

現在、2014~15年に放送された富野監督の作品『ガンダム Gのレコンギスタ』の再編集版が劇場公開されるため、そちらを制作中とのこと。一度テレビでオンエアをしているものの、バタバタ制作して納得がいかない部分があるとのこと。監督は「ちゃんとしたものを作れば、おそらく50年残る作品になる」と期待を寄せた。

普段ドキュメンタリーやインタビューではあまり見せない、富野監督の明るく笑顔でマツコと話す姿に感動した視聴者が多く、インターネット上では「この番組、何時間でも見ていたい」「テレビであそこまで笑った(監督の)姿見たの初めてかも! マツコのたてかたもうまい」「通常のアニメ監督の3倍気難しいと言われる富野監督の心を、初対面で掴んでしまった“黒いララァ”ことマツコ・デラックス」との声が多くあった。

PICK UP