浮気夫役に愛妻家・塚本高史が抜てき“不倫ドラマ”に平岡祐太、仲村倫也、壇蜜ほか

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仲里依紗が主演を務める、テレビ朝日系2018年1月クール新ドラマ『ホリデイラブ』(毎週金曜23:15~)の追加キャストが発表された。

夫に浮気される側の正妻を主人公に据え、“正妻と夫婦愛の正義”を描く同ドラマ。原作は、『バラ色の聖戦』などでおなじみのベテラン漫画家・こやまゆかり氏原作の大人気コミック。不倫という“日常に潜む罠”をサスペンスフルに描写しながら、試練の末に“本当の意味でのパートナー”として成長していく夫婦の純愛物語を紡いでいく。

仲は、今回がテレビ朝日のドラマ初主演。『あなたのことはそれほど』(2017年)では主人公と不倫する夫をじわじわ追い詰めるサレ妻(=怖い、浮気される妻)役で話題を呼んだが、今作では正々堂々としたサレ妻・高森杏寿を演じる。

そんな杏寿の夫・高森純平役には、猟奇的な役から好青年まで幅広い役を見事に演じ切る実力派俳優・塚本高史。誠実でありながらも“浮気という名の誘惑に負けてしまった男”を演じる。純平はつい出来心で階段を踏み外し、愛する妻との関係を再構築しようと奮闘する男。プライベートでも愛妻家として名高い塚本だからこそ体現できる“夫婦の純愛”は必見だ。

さらに、高森夫婦の“脅威”となるもう一組の夫婦役には、中村倫也松本まりかがキャスティング。可愛らしい顔の裏で強い執着を持って“純平を誘う女”・井筒里奈を松本が、その夫で“一見エリートだが実はパワハラ夫”の井筒渡を中村が、鬼気迫る演技で立体化する。

杏寿を取り囲む、時に頼もしく、時に怪しげな人物には、山田裕貴壇蜜平岡祐太が抜てき。山田が演じるのは、杏寿に接近する正体不明の男・黒井由伸。杏寿の心を癒しながらも、実は何かワケありげ(!?)な黒井を、多面的な演技で構築する。壇蜜は、「あなたは他の男から見ればまだ充分オンナよ……」とほのめかし、杏寿の心をざわめかせる霊的能力の強い謎の女・坂口麗華役。持ち前のミステリアスかつ知的な雰囲気を存分に生かしながら、物語をあっと驚く形でかき乱していく。そして平岡は、杏寿の親友で良き相談相手でもある春田龍馬役。堅実な演技力でキャリアを伸ばし続ける平岡が、主人公に男女を超えた友愛の情を抱くという役どころで新境地を拓く。

さらに、純平の後輩社員で里奈に一目惚れする小泉駿役には『仮面ライダーエグゼイド』(2016年)で主演を務めた飯島寛騎、同じく純平の後輩社員・一ノ瀬真人役には異例の連ドラ2作(『脳にスマホが埋められた!』『僕たちがやりました』)掛け持ちによる俳優デビューを果たした岡田龍太郎、杏寿の姉・橘亜沙美役にはグラビア界で一世風靡した後に映画『欲動』(2014年)での体当たり演技などが話題となった三津谷葉子と、今後の活躍が大いに期待される役者も集結。仲を中心に、個性と演技力を炸裂させる役者陣の化学反応に期待したい。

<塚本高史 コメント>
台本を読み、どこにでもある幸せの家族が、本当に一瞬の魔が差したせいで壊れてくのは怖いな、と思いました。でも、その魔も仕組まれてる可能性があるんですよね!? いやー、もっと怖いですね。この家族にはぜひ最後、幸せになってほしいです。仲さんとは今回が初共演。ポスター撮影で数時間ご一緒したときは、凛とした印象を受けました。そんな仲さん演じる杏寿ら、家族のことが大好きな純平は、現時点では本当に真面目で優しい人。一瞬の魔さえ差さなければ、幸せだったのに……かわいそう……。さすがに魔が差すところには共感できませんが(笑) 家族が大好きなところは自分自身も同じ。演じるにあたっては、悪気のない優しさの中に男気もにじませながら、男性からも会社の後輩からも好かれる雰囲気を出したいです。世の悩める夫婦の皆さん、何に悩んでるかによっても変わってくるとは思うのですが、やっぱり夫婦の会話は大切だと思います。子どもがいたりすると夫婦の会話が減ってしまいがちですよね。でも、毎日の出来事をお互いに話せば、価値観などもより一層理解し合えるのではないかな、と思います。

<中村倫也 コメント>
原作にないオリジナル要素も加わり、膨らみのある作品になりそうです。昨今何かと目にすることの多い不倫という二文字が、決して対岸の火事ではないということを楽しんでもらえれば、と思います。僕が演じる井筒渡はパワハラなのかモラハラなのか……いずれにせよ“理由”はあるはずです。まずはそこの部分を丁寧に探って行きたいな、と。その結果、エッジが効いた感情表現をする役になったら面白いなと思っています。彼から得る教訓は「何があろうと最終的には男の責任、と腹をくくらないといけないんだ」ということ。演じるにあたっては水と炎なのか、相反するものが同居するキャラクターにしたいなと考えています。とはいえ、とりあえずは、まりかちゃんと夫婦2人で視聴者に嫌われようかと(笑) 仲さんとは学園ドラマで以前ご一緒しましたが、気さくで明るく、彼女がいるだけでパッと場が華やぐ印象を受けました。彼女をうまく苦しめられるように、頑張りたいと思います。世の悩める夫婦の皆さん、この作品を見て一緒に泣いたり笑ったり、戒めたりしてくだされば幸いです。

<松本まりか コメント>
愛する相手を信じるというのは、こんなにも脆く難しく、尊いことなんだと思いました。愛することは自然な行為で、信じることは自分の意志による行為なんだと、ハッとさせられました。誰かを愛する上での大切な気付きがこの作品には散りばめられているように思います。私が演じる里奈は怖いくらい純真で真っ直ぐで一途。自分の感覚に一切の疑いがない。杏寿と同じように、里奈もまた運命の人と出逢い、とてつもなく愛してしまった。その心理はとても理解できます。凄まじいエネルギーを秘めながら、ひた向きな里奈を演じられたら、と思います。仲さんはデビュー時の神秘的な印象が強く残っています。その後、「劇団☆新感線」で声を枯らしながらも全身全霊で演じる姿に心打たれ、『ホリデイラブ』のイメージ映像を見たときにはすごく綺麗な方だなと思いました。時間とともにそれまでとは違う一面を魅せて下さる方なので、共演が楽しみです。

<山田裕貴 コメント>
あるテレビ番組の調査で、世の女性がしたいことの1位が“不倫”だったんです。高校生の頃から付き合って結婚した両親のもと、“夫婦だけじゃなく、仲間、恋人、繋がりというモノ”を人一倍信じる、信じようとする人間に育った自分としては、この結果は本当に衝撃でした。そんな中で出合ったこの作品は、不倫をしてしまったからこその罪悪感、葛藤、苦しみが色濃く描かれていて……。一味も二味も違うと感じました。旦那さんともすごく仲のいい印象のある仲さんは、杏寿という役にピッタリだと思います。黒井役をいただいたときは「ついにこういう役が来たか……」と(笑) 主人公を惑わせる役=視聴者の皆さん全員を魅了する役でもあると思うので、非常に難しさを感じています。謎の男、正体不明の男というワードからはミステリアスというイメージが浮かびますが……黒井自身の素直さと、相手に笑ってほしくて言うジョークみたいなモノはどこか僕とも重なりますし、このドラマで一番悲しい男になればいいなと願っています。皆さんにはこのドラマを通し、今そばにいてくれる人の大切さを感じていただきたいです。

<飯島寛騎 コメント>
本を読んで、不倫は日常に潜む誰にでも起こりうる罠であるように感じました。携帯電話を使ってバレないように……と、いかにも現代であり得そうな妙なリアルさがあるのが印象的でした。よくないことではあるけど、この作品を通して、今までに想像できない恋愛表現もできるのではないでしょうか? 新感覚の不倫ドラマということで、皆様に新たな刺激と感覚をお伝えできるよう、微力ながら頑張ります!

<岡田龍太郎 コメント>
原作を読ませていただいたとき、夫婦への共感からページをめくる時に声が出てしまうこともありました。夫婦間の愛を応援せずにいられない、素敵な作品に携われることを嬉しく思います。不倫に揺れながらも愛に溢れる夫婦の物語に、伴侶のいる方はもちろん、そうでない方でも共感すること間違いなしだと思います。僕が演じる一ノ瀬は建築に携わるガサツな男でありながら、慕っている上司の不倫疑惑に動揺するという繊細さも持っています。彼の人間らしさに共感してもらえるよう、精一杯演じていきたいと思います。飯島寛騎さん演じる小泉駿と対照的な性格を感じてもらえるよう頑張ります!

<壇蜜 コメント>
不倫モノ、YESドラマ化、NOタッチ。主演の仲さんには、愛らしく清らかな方(しかもグラマー)という印象を持っています。私が演じるのはそんな仲さんが演じる杏寿に揺れるキッカケを作る女。非現実な世界の入り口にはちゃんと水先案内人がいて、麗華はその務めを果たす自己完結の女性なのだと思いました。自己完結人間特有の「どこも見ていない目」をするよう心がけたいと思います。世の悩める夫婦の皆さん、悩めることは幸せです。悩めるほど「その手に色々なものを持っている」ことですから。

<平岡祐太 コメント>
『ホリデイラブ』は新しい切り口の不倫ドラマだと思います。原作マンガを読んでいても、何度も胸が引き裂かれそうになります。とても恐ろしい内容でした。僕が演じる春田龍馬はとても中性的なタイプで、極端に言えば博愛。何より仲さんとの雰囲気が大切だと思います。仲さんはすごく気合の入っていそうな人というイメージがありますが、相手を知るためにも、まずは仲さんのインスタをフォローするところから始めたいと思います(笑)。まだ結婚も経験していないので説得力はないかもしれませんが……夫婦というものは些細なことにも感謝があれば幸せでいられるのでは。そう信じて、全力でこの作品に臨みたいです。

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