『相棒』杉下右京の“元相棒”登場に「怪しさ100%」「モリアーティポジション!?」

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テレビ朝日の国民的刑事ドラマ『相棒 season16』(毎週水曜21:00~)の第7話が11月29日に放送。水谷豊扮する杉下右京と、反町隆史扮する冠城亘が“相棒”となって3年目となるが、今回は右京の“元相棒”が登場。これまでにない展開に、ファンから注目が集まり、平均視聴率は13.5%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

相棒シリーズが誕生したのは、2000年。それ以来、不動の人気と高い注目を集め続け、その最新シリーズ『season16』が現在放送中だ。水谷と反町のコンビネーションは、『season14』、『season15』、そして今年2月に公開された『相棒-劇場版IV-』を経て、ますますの成熟ぶりを見せている。そんな中、今回はロンドンから右京旧知の元スコットランドヤード警部、南井十(伊武雅刀)が訪ねてきた。2人は、右京のロンドン研修時代にパートナーを組んだ“相棒”。3年前、停職中だった右京がロンドンに滞在していた間も、一緒に事件捜査を行っていたのだ。

その南井が興味を抱く殺人事件が発生。被害者は派遣社員の西田泰史(康喜弼)。遺体発見現場の周辺で見つかった持ち主不明のスマートフォンには、西田が男と揉み合う動画が残されていたが、身元の特定には至らず捜査は難航。右京と亘は、同じスマートフォンに残されていた2枚の画像が、通常では見ることができない麻薬や拳銃の取引が行われている「ダークウェブ」で公開中の、殺人動画のサムネイルであるとの情報を青木年男(浅利陽介)から入手し、そこから得られたわずかな手がかりを元に、右京は動画が撮影された場所の特定に成功した。同時に動画にあった別の男女2遺体を発見。事件は連続殺人へと変わっていった。

南井は、ニュースの情報から独自の推理を展開。犯人は慎重さの裏に犯行に対する不安がある人物と推測。さらに発見された2遺体と西田殺害の事件は、類似点はあれど別の事件である可能性も指摘した。同じ疑問を抱える右京を尻目に、捜査本部はある容疑者を特定し……という展開だった。

無事事件は、解決したのだが、終盤で見せた右京と“元相棒”との意味深なやり取りにネット上では様々な声が上がっていた。それは、2人が関わった3年前のロンドンでの事件。解決したにも関わらず、犯人は自殺。しかも、今回の犯人と同様に、所有していたスマートフォンのデータが、復元不可能な状態で完全に消去されていたのだ。右京は、元相棒を疑うような視線を送る一幕もあり、「伊武さんー出てきた時点で既に怪しさ100%」「右京さんの元相棒が敵になる展開!?」「最後のシーン意味深すぎ」「元相棒、黒幕感が半端ない」。中には、右京をシャーロック・ホームズとして、「元相棒は“モリアーティ”ポジションなの」「右京さんがホームズで元相棒さんがモリアーティってこと?」と『シャーロック・ホームズシリーズ』でホームズの宿敵、ジェームズ・モリアーティと重ねる視聴者もいたようだ。

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