『ドクターX』5代目秘書の是永瞳、“寸止め”に自信「私、失敗しないので!」

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昨年9月に開催された「第1回ミス美しい20代コンテスト」でグランプリに輝いた是永瞳(これながひとみ)が、米倉涼子主演のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズ(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)で女優デビューを果たした。今作で、西田敏行演じる蛭間院長(西田)の第一秘書・中谷恵子を演じており、早くもインターネット上では「綺麗な人だなぁ」「美人やなぁ~」「蛭間さん、また美人秘書を……」と注目を集めている。

同作の秘書といえば、米倉の後輩となるオスカープロモーション所属の女優が歴代務めてきた。第1シリーズでは、林丹丹。第2シリーズでは、笛木優子。そして、第3シリーズでは、内藤理沙が務め、第4シリーズでは、「ミス・ワールド 2013 日本代表」の田中道子が、この作品で女優デビューを果たしたのも記憶に新しい。

そんな中、この歴史ある秘書役に今回抜てきされた是永は、応募総数4万18通の中から選ばれた“最も美しい20代”。大分県出身で、空手を得意とし、今年2月に昇格して伊東流3段を取得。さらに現在、東京五輪の空手スペシャルアンバサダーにも就任している。

そんな是永さんにインタビュー! 今回の出演によって、女優として新たな“チェンジ&チャレンジ”のキッカケとなる秘書役についてはもちろん、“失敗しない”先輩・米倉さんの魅力や、これからの展望についてなど語っていただいた。

――決まった時の感想は?

決まった時は、“えっ?”って……(笑)。全然イメージも実感も沸きませんでした。第4シリーズで田中道子さんが秘書役をやられていましたが、「私、あんなにセクシーさないよぉ~」って焦りましたね。

――実感を持ったのは?

『ドクターX』は、いち視聴者としてずっと見ていた作品でしたので、「5シリーズの秘書役だよ」と言われても正直実感が持てなかったのですが、米倉涼子さん、西田敏行さんにご挨拶させていただいた時に、やっと実感が沸きました。

――“中谷恵子”をどのように演じようと?

私に“セクシーさ”がまったくないので(笑)、正直「どうしよう~」って思っていたのですが、監督に相談すると「それは自分で考えるしかない。自分の中で役のイメージは出るものだから」と言っていただき、これこそが勉強だと思って、自分なりに色々考えて、本番に何パターンか準備して撮影に臨みました。

――撮影は進んでいると思いますが自身の成長に手応えは?

まだまだ、必死な部分が随所に出てきてしまって……。例えば、西田さんのアドリブに柔軟に対応できなかったり、その場に居るだけで焦っちゃったりしますので、“まだダメだなぁ~”って。もっと成長しないとですね(笑)。

――蛭間医院長と秘書のシーンはこの作品の1つの名物。どんな秘書を心掛けていますか?

私は三姉妹の末っ子なので、父親に甘えるように、どんどん西田さんに甘えて行こうって思っています(笑)。そんな“甘え上手な秘書”を見ていただければなと思っています。

――得意の空手、劇中披露する予定は?

先日、監督とお話した時に「空手をやっていたんだね。大分県出身のこともアピールできたらいいよね」というもあったので、もしかしたら出るかも……!?(笑)。

――演じるにあたり、あえて準備されたことはありますか?

あえて“素”を出せたらと思っています。大人ぶっている部分は少しありますが、声のトーンだったりは、結構、普段の自分とあんまり変わらないようにしています。というのも、母にも相談したところ「お父さんに甘えている感じをそのまま出せば?」という意見もありましたので、そのままの自分を出して、自然に蛭間医院長に甘えている感じを出せたらと思って演じていたりもしますね。

――大先輩・米倉さんの印象は?

ご挨拶をさせていただいた時に、いい意味でサバサバしてらっしゃって、女性の私でも「カッコイイ!」って惚れちゃうくらい。そんなカッコいい先輩がいるって、自分はとてもいい環境にいるんだな、と。改めていろいろ学んで行ければと思いました。また、現場では西田さんとのシーンが多く、あまり米倉さんとは一緒になることはないのですが、会うたびに「背高いねぇ~」とイジってくださるので、「ありがとうございます!」という感じで楽しくやらせていただいています。

――米倉さんの「私、失敗しないので!」という台詞が印象的ですが、是永さんが自信を持って「失敗しないので!」と言えることは?

やはり、空手に自信がありますので、上段蹴りや中段蹴りで、“寸止め”で絶対に相手に当てない自信があります。それは、まさに「私、失敗しないので!」。

――ベテラン揃いの作品ですが、現場の雰囲気は?

ベテランの方が多いので、どんな感じなんだろうって最初は思っていましたが、逆に西田さんをはじめ、皆さんが現場を和ませてくれていますので、本当に温かい現場だなと思いました。

――この現場で何か“学び”になったことは?

鈴木浩介さんのアドリブが凄くて……(笑)。あるシーンの撮影を見学させていただいたのですが、鈴木さんは、ご自身の役を全部飲み込んで自分に落とし込んでいるというか……。そこから出てくるアドリブでしたので、凄く役とマッチしていて驚きました。そういった先輩方の作品への向き合い方など、現場でしか見られないことだったりすると思いますので、とても勉強になるなと。もっともっと、いろいろ先輩方から吸収していきたいなと思いました。

――将来どんな女優になりたいですか?

空手が私の強みでもありますので、アクション系の作品にチャレンジしてみたいです。刀や剣を使ったアクションでも、カット割りではなく、(一連の動きを)自分のスピードと筋力をもって、カッコ良く振る舞えるアクション女優になりたいです。

――最後にメッセージを!

この新シリーズでは、新しい若手医師たちもたくさん登場していて、大門未知子とどのように化学反応していくのか、どのように関わり合っていくのかも見どころの一つになっていると思います。また、西田さんと私の“愛人関係”も、ぜひ楽しんで見ていただけたらと思いますので、ぜひご覧ください。

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