小栗旬、遠藤憲一に「死んだ目」がリアルすぎて絶賛!?『BORDER 贖罪』

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9月21日(木)都内にて、テレビ朝日系列で放送の『BORDER 贖罪』(10月22日、日曜21時~)と、『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』(10月6日・13日、金曜23時15分~)の制作を記念したスペシャルトークショーが行われ、小栗旬青木崇高波瑠遠藤憲一が登壇した。

『BORDER』は、2014年に放送された連続ドラマで、直木賞作家・金城一紀と小栗が初めてタッグを組んだオリジナル作品。死者と対話できる能力を手にした刑事、石川安吾(小栗)が被害者の無念を晴らすため、生と死、正義と法、情と非情……様々な“BORDER=境界線”で葛藤しながらも事件に立ち向かう姿を描いた、今なお語り継がれる衝撃作。謎多きラストシーンはさまざまな憶測を呼ぶと同時に、底知れぬ衝撃で視聴者を震え上がらせた。その衝撃から3年の時を経て、ドラマスペシャル『BORDER 贖罪』として復活する。また、同作から、シリーズ初のスピンオフドラマ『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』では波瑠が演じる法医学教室助手・比嘉ミカが主人公となる。

『BORDER』最終話・越境の上映が行われた後、キャスト陣が拍手の中登壇。ファンを前に、小栗は「続きをやりたい、という話は聞いていましたが、なかなかその後タイミングがあわずでいたから“もうないだろうな……”と思っていたのですが、3年ぶりにやると決まって“そっか~やるんだ”って。しかも、あの最終回からのお話なので嫌だな~って思いました(笑)」と語り、「石川は追い込まれていく役だったので、最終回のあたりはしんどかったですね。その状態に戻るとなると、なかなか“よし!やるぞ”っていう感じにならないので、時間がかかりました」と、役作りの大変さを交えながら語った。

また青木は、波瑠が演じる比嘉との関係性から「また、比嘉にボコボコにされるのは嫌だな~~」と嘆きながら、波瑠の顔を覗き込む。そんな青木を牽制しながら、波瑠は、「実際に決まった時は、“あ、あのミニスカートを履くのか。入るかな?”と思いました。透明の術着も、まだ保管されているのかな?」と、特徴的な衣装について触れると、小栗が「あれ(術着)、蒸れて水分がすごいつくんだよね」とツッコミ。すると、遠藤は、「俺だけ着たこと無いから、1度着てみたい」と皆をうらやんでいた。そして、「石川の“死んだ目”、どうなってるの? 怖いんだけど……ああいうときは何も考えていないの?」と役作りについて小栗に尋ねると、小栗は「徐々に石川を演っていってる蓄積……みたいなことで、出るんじゃないですかね? そんなすごい目をしてるつもりはないんですけど、遠藤さんから、目の前に手をかざされて、“旬くんマジで目、大丈夫? どこ観てるの?”って言われましたことはありました(笑)」と撮影を振り返った。

また、普段も仲がいい小栗と青木だが、それぞれが演じる石川と立花雄馬の関係性や共通点を聞かれると、小栗が「石川は、立花のことをちょっと馬鹿にしてます(笑)。熱血バカだと思ってる。俺も崇くん(青木)のことを熱血バカだと思ってて……」と回答。青木は「え? 奇遇ですね!こちらも……」とやり込めようとすると、小栗は「戦友だと思っています!」と一変。俳優としてリスペクトしあっている一面を覗かせた。

俳優として大先輩でもある遠藤は、「旬くんが19歳の時、地方ロケで一緒になったんだけど、ベロベロに酔っ払った俺は、旬くんの肩に担がれて“しっかりしろよ!”って怒られたからね(笑)」と大暴露。「その頃は恋愛相談にものっていたのに、次に会うと『クローズ』でアクション俳優、そして『BORDER』では“死んだ目”が出来る名優になっていたから」と絶賛。すると小栗は、「第1話が出来上がった後、遠藤さんから“旬くん本当に芝居上手くなったね”って言われたのは嬉しかった。背中を押してもらって、そこから自信を持って石川という役を作っていけた感じがします」と笑顔を見せていた。

この日は、続編の映像も初解禁されたのだが、謎は深まるばかり……!? 続編の脚本について小栗は、「多少話は聞いていたけど、実際脚本になったのを読んで、なるほどな、って思ったことも多かったし、ある意味石川にとっての選択肢のなかで、これをチョイスするというのは必然なのかな、と思うような物語になっているので、面白く読めました」とコメント。

最期に、フォトセッションなどが行われた後、小栗は「期待に応えられる続編ができたと思っていますので、オンエアを楽しみに待っていただけたらと思います」とメッセージを送った。

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