『遺留捜査』“糸村×村木”ラストの掛け合いに「2人のコンビネーションは不滅」

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上川隆也演じる糸村聡と、甲本雅裕演じる科学捜査研究所係官・村木繁との“掛け合い”が毎回面白いと話題になっている『遺留捜査』(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00~)が、9月14日に最終回を迎えたが、今回は最後の最後でクスリと笑ってしまうような“掛け合い”が登場し、インターネット上でも盛り上がりを見せた。平均視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

この作品は、上川演じる糸村が事件現場に残された“遺留品”から事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと超マイペースで空気を読まない不思議キャラで視聴者を虜にし、7月からは舞台を京都に移し、第4シーズンも初回から高評を博していた。

いよいよ最終回を迎えたわけだが、今回は、結婚式場のトイレで、黒留袖を着た中年女性の絞殺死体が発見されるという事件が発生した。しかし、その日の結婚式の参列者ではないとわかり、指紋から、遺体の身元は6年前に“ご祝儀泥棒”として逮捕された坂口真代(かとうかず子)ということが判明。式場の貸衣装室では“石井望美”と偽名を名乗り、保険証まで提示して黒留袖を借りていたこともわかった。またもや、式場で窃盗を働こうとしていたのか!? しかし、糸村は真代が所持していたポーチの中から、衣類から切りとった、素材表示のタグを発見。なぜ彼女がこんなものを保管していたのか、糸村は引っかかってしまい……。

そんな中、真代が貸衣装店で提示した保険証は、彼女がパートとして働いていたクリーニング工場経営者・石井望美(岡まゆみ)のものとわかる。望美によると、真代は従業員のロッカーから度々、貴重品を盗んでいたらしく、自分の保険証も真代に盗まれたに違いないと訴えた。また、真代の娘・海老名史香(大路恵美)も母を嫌悪している様子で、真代の逮捕により、夫の海老名光輝(浜田学)と離婚の危機に……という内容だった。

前述の通り、この作品では、糸村×村木の“掛け合い”が面白いと話題になっていたが、この最終回では、最後の最後でクローズアップされた。劇中、容疑者がドラッグストアのキャンペーンのためにレシートを集めていたというくだりがあるのだが、実は村木も懸賞のハワイ旅行を狙った集めていたのだ。あと1口で応募できる枚数に達するところで、糸村から「これもどうぞ!」と。村木は、満面の笑みで「メルシー! これで6口揃った! 応募できるぞ」と喜んでいた。しかし、村木の助手は糸村にこっそり「このキャンペーン、昨日で終わっています」。糸村も「知ってます。でも、村木さん、楽しそうだから……」。この和やかなやり取りに視聴者からは「村木さんドンマイ!」「村木さんで締めてくれて嬉しい!」「糸村×村木のコンビネーションは不滅」「また、遺留捜査帰ってきて~」という声が上がっていた。

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