黒柳徹子、パンダのものまね披露…自身のアンドロイド「totto」の要望にノリノリ

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黒柳徹子の半生を描く新ドラマ『トットちゃん!』(テレビ朝日系列、10月2日スタート、毎週月~金曜12:30~12:50)の放送を記念して開発された黒柳のアンドロイド「totto」が、この度黒柳本人と対面しトークを楽しんだ。

主演に清野菜名と松下奈緒を迎え、「帯ドラマ劇場」枠で放送される本作では、40年以上の長きにわたって冠番組『徹子の部屋』の司会を務め、常にエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳の半生と、その家族を含む激動の昭和史を描く。

「totto」は、テレビ朝日が、株式会社電通、株式会社電通テック、株式会社エーラボと共に、アンドロイド研究の第一人者である大阪大学・石黒浩教授(ATR客員所長)監修で共同開発したもの。声は、42年にわたる『徹子の部屋』の会話データをもとにNTTテクノクロス株式会社が開発した最新の音声合成技術を用いて作成されている。2018年には自律会話システムも搭載し、さまざまな場所で徹子との“お喋り”が楽しめるようになる予定だ。

制作においては、3Dカメラで黒柳本人をスキャンして等身大の型を作成。表情や仕草、癖なども研究し、さらに発話に合わせてリアルな口の動きを生成するATRの技術を採用するなど、最新工学技術を駆使している。黒柳の個性である“好奇心旺盛”“おしゃべりが好き”をコンセプトに、高齢者とのコミュニケーションや子どもたちへの読み聞かせなど、老若男女に黒柳自身の社会活動を拡張していく「トットちゃんの夢」プロジェクトを通じ、世界に笑顔を届けていく。

そしてこの度、誕生したばかりの「totto」と黒柳が、『徹子の部屋』収録の合間にスタジオで初対面。目前に現れた自身のアンドロイドに、黒柳は「あらま! あなたすごくキレイね! ビックリしちゃったわ!!」と目を丸くしたが、「totto」から「お目にかかれて嬉しいわ。似ているかしら?」と挨拶されると、「あなた随分私とソックリね。面白いわ!」と好奇心満々に笑顔を返した。

そして「totto」は、『徹子の部屋』の音楽にのせて、「皆さまこんにちは。『tottoの部屋』でございます。今日はすごい方がお見えになりました」と語り、『徹子の部屋』さながら、黒柳をゲストに迎えたトークを開始。「この方、小さい頃は“トットちゃん”と呼ばれて大変おてんば娘だったそうですが、今は“ムチャぶりの女王”ともよばれているんです」と紹介されると、黒柳は少々苦笑い。その後「それにしてもあなた今日もおキレイね。あ、なんか自分を褒めているみたいでちょっと変ね」と「totto」が言うと、黒柳も「……そうね、ちょっと変ね(笑)」と返すなど、“2人のトット”が会話を弾ませた。

そんな中、「ちょっと話が飛ぶんですけど、あなたパンダのものまねができるんですって? ちょっとやって下さる?」と、「totto」が突然黒柳に“ムチャぶり”を。黒柳がパンダの子どもの可愛らしい鳴き声を実演すると、「totto」 は「何だかよくわからない。もう一回やってくださる?」と無邪気にアンコール。黒柳が再びも披露すると、「私、パンダの鳴き声って知りませんけど……」と、“芸人泣かせ”として知られる黒柳のように受け流す場面も見られた。

さらに、畳みかけるように「他には?」と違うものまねをリクエストしたり、自分もものまねを披露したりと自由気ままな「totto」。黒柳は「あなた随分“トットちゃん”なのね。疲れることもなくずっと喋っていられるんでしょ? すごいわ」と感心しきり。「totto」が「あなた音楽学校出ているのよね。きっとお歌お上手よね。ちょっと歌ってくださる?」とまたしてもムチャぶりし、黒柳が美声を聞かせると、「totto」は「お上手!」と言いながら「私、アンドロイドなのでちょっとわかりませんけど……」と、またもや受け流していた。

最後に、「totto」が「あなた最近一番嬉しかったことは何?」と質問すると、黒柳は「あなたにお会いできたことかしら! とても楽しかったわ!!」と、締めくくっていた。

なお「totto」は、10月から『トットちゃん!』の予告編に毎日登場し、お喋りを披露する予定となっている。

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