武井咲「ゴールではなくスタート」“黒革”撮了に新たな決意

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女優の武井咲が松本清張作品に初挑戦している7月期木曜ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00~)。武井演じる“銀座で一番若いママ”、原口元子の迫力と妖艶さが大きな話題を呼んだ同ドラマだが、本日9月14日、ついに最終回を迎える。

銀座での地位もすべて失い、どん底まで転落した元子だが、安島富夫(江口洋介)から渡された封筒を手にもう一度、政財界のドン・長谷川庄治(伊東四朗)に会う約束を取り付ける。何度突き落とされても諦めずに這い上がり、クラブ「カルネ」の権利を返すよう迫る元子。その度胸に感服し、長谷川はついに元子の要求を受け入れるが、その矢先、思いがけない事態がふたりを襲う。混乱の中、銀座に舞い戻った元子はその足で「カルネ」へ。ママとして店に居座っていた山田波子(仲里依紗)に「さっさと出ていきなさい」と言い渡すのだった。

再び銀座で頂点を目指そうとする元子。これまで通りの日々が続いていくかのように見えたある日、事態は急転。最後まで目が離せない展開となっているが、元子は野望を果たし、銀座の頂点に君臨することはできるのか? そして安島をはじめ、波子、橋田常雄(高嶋政伸)、中岡市子(高畑淳子)、楢林謙治(奥田瑛二)、そして長谷川の行く末は……?

9月某日、すべての撮影行程を終え、武井がクラブ「カルネ」のセットでクランクアップ。スタッフから「武井咲さん、クランクアップです!」の声がかかると、武井はホッとしたような表情で「終わりました! みなさん、ありがとうございました!」と挨拶。「とにかくたくさんのプレッシャーの中、元子を演じることが最初は不安だったのですが、だんだんそれが快感に変わってきて、元子でいられる時間を大切に、貴重に過ごすことができました。悪い役だけれど、みんなに愛されるキャラクターになっていればいいなと思いながら演じていましたし、わたしが元子の一番の味方でやってきました」と約3カ月の撮影の中で感じていた葛藤やプレッシャーを明かし、「元子は、数々の大女優さんたちが演じてこられた役ですので、わたしもそのひとりになれるよう、ここがゴールではなくスタートだと思って今後も精進していきたいと思います」と新たな決意を語った。

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