『ビートたけしのスポーツ大将』27年ぶりにレギュラー復活

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2015年にスペシャル番組として25年ぶりに復活した伝説のスポーツバラエティー『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系列、毎週日曜19:58~20:54)が、この秋に27年ぶりにレギュラーとして復活することが決定した。

この番組は、水泳、ゴルフ、野球、サッカー、卓球など多彩なオリンピック種目で、2020年東京オリンピックでメダルを狙う天才キッズを発掘し、現役のトップアスリートや現役を引退したレジェンドとのガチンコ対決で、伸び盛りのキッズたちを応援。そんな天才キッズたちの爽やかな挑戦ぶりが話題となり、2015、16、17年と回を重ねるごとに高視聴率を獲得している。そして、今や「どこよりも早く東京オリンピックのメダリスト候補を発掘する番組」として、広く知られるようになり、2020年東京オリンピック開催まで3年を切ったこの秋からレギュラー番組として放送が決定した。

これまでのスペシャルで天才キッズとして登場したアスリートたちも着実に成長しており、大きな大会で実績を残す選手も現れている。例えば、卓球ではリオオリンピック女子団体銅メダル獲得に貢献した伊藤美誠が復活第1弾となった2015年のスペシャルに登場。同じく2015年のスペシャルには、今年の卓球世界選手権個人戦で日本のエース、水谷隼を破り、堂々のベスト8に進出し、今月27日にはITTFワールドツアー・チェコオープンで史上最年少優勝。歴史的快挙を達成した張本智和も出演。初々しい表情ながらも力強いプレーを見せていた。

着実に成長する東京オリンピックでのメダルが期待される天才キッズをいち早く紹介してきたこの番組では、レギュラー放送でも、大人顔負けの天才スポーツキッズが続々と参戦。かつてメダルを獲得したレジェンドや東京オリンピックへ向けてライバルとなるかもしれない現役トップアスリートと対決する。種目によっては、ビートたけし大会委員長やナインティナインも挑戦する。

今回のレギュラー決定について、たけしは「一世を風靡した番組が帰ってくるというのは非常に珍しいことですし、その司会にまた私なんかを使ってくれることも非常に有難いと思っています(笑)」とコメント。そして、「俺は100mを走ったりするのではなく、体力に応じた司会をするだけ。参加する人たちを叱咤激励していればいいかな。ただ、テレビ効果というのか、テレビで映像が流れたりすると選手たちは思わぬ力を出してくれるときがある。そんないい効果があるので選手たちには期待しているよ」と語っている。

この番組に登場した子たちの成長については、「スペシャルで登場してくれた子が1年、2年後に急に伸びてすごい選手になっちゃった、と驚くことがよくある。この番組に参加してくれた人がオリンピックのメダル候補になったり、メダルを獲ってくれるとうれしいよね。可能性があることだと思うので、すごく楽しみにしています」と。さらには「東京オリンピックの開会式だけど、新国立競技場は聖火台がどこになるかわからないよね。だったら、お祭りみたいに聖火台を背負って出てくるのはどうかと(笑)。あと機関車みたいに聖火台が動いてくるのもいいかな(笑)。ただ、俺がそんな風にめちゃくちゃなことを言うので、組織委員会が“(開会式の演出家は)あいつだけはやめよう”と言っているそう(笑)」と。

また、この番組で登場する暴流闘(ぼると)君については、「ボルトは引退しちゃったけど、スポーツ大将の暴流闘君はちょっと手直しして“サニブラウン君”とか、“なんとか飛鳥君”とか名前を変えちゃえばいい(笑)。なんだったら“ボブ・ヘイズ君”でもいいし、カール君を復活させてもいいかな。呼び方を変えれば大丈夫(笑)」と笑いを誘っていた。

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