前田美波里、鹿賀丈史の本領発揮に歓喜の声「今日は完全にミュージカル舞台」

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ミュージカル界のプリンス・山崎育三郎が、劇中随所で歌い踊ってしまうキャラクターが“新しい”と注目を集めている連続ドラマ『あいの結婚相談所』(テレビ朝日系列、毎週金曜23:15~)。8月25日に放送された第5話では、これまで以上に歌と踊りのシーンが増量。前田美波里鹿賀丈史といったミュージカル界のベテランも加わったことで更なる反響を呼び、平均視聴率は4.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だった。

この作品は、2010年6月~2016年「ビッグコミックオリジナル増刊号」で連載された加藤山羊作画、矢樹純原作の人気コミックを映像化したもので、山崎は入会金200万円・成婚率100%という結婚相談所の所長・藍野真伍を演じている。藍野は、元動物行動学の准教授でもあり、何かにつけて見たこともない動物や昆虫の生態を例にとり、依頼者とお相手の性格や心理を分析しては、時に「言葉を選ばずに言うと……」と依頼者らの触れてほしくない部分にまで毒舌で切り込んでくることもしばしば。しかも、行動そのものがなぜかミュージカル調であり、そんなキャラ立った藍野の世界観にハマる視聴者が初回から徐々に増えていた。

今回は、中村静香がゲストで登場。中村演じる亜美は、「あいの結婚相談所」に駆け込む“ワケあり相談者”ではなく、男性に気があるフリをしながら金品をだまし取る“婚活荒らし”という役。そして、男性から金品をだまし取る目的の1つが、SNS上で「シンデレラみーこ」というセレブ女子を気取ることでもある。誕生日だから、と男をだまして手に入れた高価なバッグやアクセサリーを写真に撮ってSNSにアップしており、そんな彼女に“恋愛弱者”の男性たちは次々に餌食となっていた。

亜美は、男の前では「新作のバッグがみたい~」などと猫なで声で甘えたかと思うと、心の中では「あと5、6万はいけるかな?」などとつぶやく狡猾ぶりも披露。さらには、巧みな色仕掛けも数々あり、セクシーなアプローチに「谷間がのむっちり感がすごい」「うん、凄くいいよ~」「色仕掛けか~」「自分で若くて可愛いとか、言う!?(笑)」という声も。

そんな亜美のお見合い相手として藍野から紹介されたのが、石黒英雄演じる僧侶・磯山。「ウルトラマンオーブ」で主人公を演じたイケメン僧侶が、“ワケあり相談者”として「あいの結婚相談所」の門をたたいたのだが、善良な僧侶に“婚活あらし”の亜美という組み合わせはまさに水と油。ついに藍野の目にも狂いが生じたか、とシスター・エリザベス(高梨臨)も苛立ちを募らせていたが……という内容だった。

今回は、内容もさることながらミュージカル要素がふんだんに取り入れられていた。まずは、冒頭は藍野がテーマソングである「Congratulations」をピアノを弾きながら歌い、その後は挿入歌「あいのデータ」を歌い始めると、歌は相談所のスタッフにまでも派生し、気が付けばそこにいたメンバー全員でミュージカルの世界に没入。そんな華やかな始まりに「皆で歌ってる!」「前田美波里さんも参加中、贅沢!」「今日は完全にミュージカル舞台」と盛り上がりを見せていた。

その他、磯山が以前修行をしていたという寺に向かった藍野は、そこにいたお坊さんに磯山のことについて聞き込みを開始。しかし、そこでもなぜかミュージカル調な聞き込みであったたね、「住職との温度差W」「お坊さん、こんにちは♪ってww」「何故、ミュージカル?」というコメントも。後半には、あいの結婚相談所のオーナー・都築賢一郎(鹿賀丈史)も歌い出すシーンがあり、「鹿賀さんが歌っている!」「鹿賀さん、ついに歌ったーーー!」「オーナーまで」と初めてのオーナーの参加に歓喜の声が。しかし、オーナーがご機嫌に歌っていたにも関わらず、藍野の携帯電話が鳴ったため、藍野はオーナーに「シッ!」と中断。すると、そのコミカルなやり取りに、「オーナーに歌わせろw」「中断かいっ!」といったツッコミも入り、再び盛り上がりをみせていた。

そして、次回で最終回を迎えるが、黒川智花とその母親役で山村紅葉がゲストで出演。黒川は、お嬢様女子大生で大企業の一人娘という香奈役、山村はやり手女社長で香奈の母親・あかり役で登場し、香奈に政略結婚を迫る。しかし、「会社を守るための道具になりたくない」という香奈は、母親を黙らせるため成婚率100%の「あいの結婚相談所」に駆け込んでくるのだ。はたして「成婚率100%」の実績で香奈を政略結婚から守ることができるのか。

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