『刑事7人』第7話も片岡愛之助は不在…今後登場の可能性は?

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東山紀之が主演する『刑事7人』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00~)。8月23日に第7話が放送され、後半戦に突入しているが、片岡愛之助演じる山下巧が過去映像で登場し、インターネット上でも注目が集まり、平均視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だった。

この作品は、そのタイトル通り、個性的なスペシャリストたち7人が難解な刑事事件に挑む姿が描かれている。第1、2シリーズ共に高評を博し、この7月から第3シーズンに突入してるが、この第3シリーズでは、東山演じる主人公の天樹悠の悲しい過去“妻子の死”がまず大きな山場であった。しかし、今後は、第6話で深掘りされたもう1つの柱である臨海エリアの“闇の存在”に迫っていく姿が描かれていく。

それと平行して、第2話で起きた立て籠もり事件で、山下が拉致されるという事態が起こっており、それ以来山下は不在。しかも、犯人が書いたのだろうか、山下が所属する未来予測センターの壁には、山下の血液で書かれた「お前らには屍も残さない」という文字が残され、視聴者からは「遂に山下役の愛之助が(番組出演者情報から)消えてる……」「山下さん完全に離脱?」「刑事7人で山下が殺害? 拉致?」「山下さん殺されたん!?」と心配する声が多数上がっており、今回放送された第7話にも山下の登場はなかったが、劇中こんなシーンがあった。

大地主・馬久根恒義(山本學)が強大な力を持つ臨海エリアでは、マンション投資会社が“新たな勢力”として台頭しており、その会社が所有する空き地で、女性の白骨死体が発見されるという事件が発生した。当初、被害者は頭頂部を殴打されて即死したとみられていたが、法医学教室教授・堂本俊太郎(北大路欣也)の見立ては違い、「爪の間に土が深く入り込んでいたため、土の中でもがき苦しんだんだろう」と。つまり、被害者は土に埋められた後、一度蘇生してたのだという。

天樹ら「第11方面本部準備室」の面々はさっそく捜査を開始。まもなく、歯型から被害者の身元が判明。被害者はすでに死亡扱いとなっている富樫弘美(菅井玲)だと判明した。当時、富士の樹海近くに遺書が残され、100人体制で捜索したものの遺体は発見されず、この春に失踪宣告がなされていたのだ。

天樹はすぐさま弘美の実家を訪問すると、弘美は女優を目指し、オーディションを受け続けていたが、ついに夢は叶わなかったことを知る。母親によると自殺の原因は、「女優になる夢が叶わなかったから」。その直後、当時の交際相手・笹本豊(比留間由哲)から矛盾する証言が飛び出した。天樹らは笹本が怪しいとにらみ、捜査を続けるが、そこで“予想外の事態”が発生。

捜査に進展がなくなったところ、水田が「こんな時は、リトル山下ね!」と山下(片岡)が残した有能なPC(通称:リトル山下)で捜査を開始し、山下の事件について回想。「あれから1ヵ月。(片桐さんは)“この事件は俺に預けろ”って言ってたけど、ちゃんと調べてるのかしら」という会話が展開された。これに対し、ネット上では「リトル山下……」「山下、訳アリで姿隠したままな気がする」「あれから1ヶ月か~」とすかさず反応。

そんな折、女優・泉千穂(青山倫子)が所属する芸能プロダクションに、笹本が電話をかけていたことが発覚する。なんと、千穂と弘美の間には“浅からぬ接点”があったのだ。そんな時、なんと笹本が殺されたという情報が入ってきた。天樹は聞き込み対象を広げ、捜査を続行。どういうわけか、川添雄二(北見敏之)という工場勤務の男性にただならぬ興味を示し……という内容だった。

今回も山下の登場はなかったが、8月14日にテレビ朝日・六本木ヒルズで行われた『刑事7人』のイベントに片岡も出席。「私が演じている山下は、第2話でいなくなってしまいました。血文字を残して……。どこへ行ったのでしょう? 楽しみにしていてください!」と含みを持たせながら話していたことから、今後どこかで登場する可能性も高い。さらに、“闇の存在”についても今回深くはふれられなかったが、最終回に向け、この2つの謎に注目が集まる。

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