現行連ドラ最長『科捜研の女』10月から2クール編成で第17シーズン

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沢口靖子が主演する木曜ミステリー『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00~20:54)。現行の連続ドラマの中で、最長の歴史を誇る人気シリーズだが、この10月から第17シーズンに突入。2クール編成で放送されることがわかった。

この作品は、沢口演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿が描かれている。“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇っており、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズとなっている。

沢口は、前シーズンから1つのみどころとして、これまでにない“マリコの衝撃的なシーン”に挑戦。なかでも“お姫様の格好をした金髪マリコ!”“婚約指輪をもらう赤いドレスのマリコ!!”はインターネット上でも話題を呼んだ。そんな“衝撃的なマリコ”が今シーズンも継続。“見たことのないマリコの姿”は各話に1回必ず登場するという。はたして、どんな驚愕のシーンが登場するのか? さらにパワーアップする「衝撃的なマリコのワンカット」に期待が高まる。

また、「科捜研の女」の大きな魅力のひとつは、京都を舞台にしていることでもある。今シーズンも京都ならではの伝統工芸や産業、風習を題材にしたエピソードが織り交ぜられる予定だ。一方で、現代的で都会的な題材や、アクション、スリル、特殊なシチュエーションものといった「非・京都らしい回」であっても、必ずワンカット、京都のエッセンスを伝えるカットも。刑事たちの「聞き込み」先であったり、推理を語りながら歩く道だったり……なにげないシーンでも、京都の街の魅力を発信していくという。

さらに、櫻井武晴、戸田山雅司といった日本トップクラスの脚本家2人が“ダブルメイン”で執筆に当たるほか、実力派の女性脚本家たちも参加。最先端の科学技術はもちろんアクション、銃撃戦などのハードなテーマ、京都の伝統、芸術、文化という叙情的で美しい題材をバランスよく織り交ぜたエピソードでシリーズを展開していく。そして今シリーズでも、森本浩史、田﨑竜太ら科学捜査を熟知した監督陣がメガホンを取り、最先端かつ一流の科学アイテムを登場させながらも、難解になりがちな科学ネタをわかりやすく面白く、描き出していくという。

第17シーズンの決定に、沢口は「いよいよ『科捜研の女』の季節が始まる、という高揚した気分です。おかげさまで17シーズン目。じっくりと熟成された作品をお届けしたいです。『科捜研の女』は30代半ばで出会い、私を俳優として育ててくれた作品。ほかの刑事ドラマとは違い、科学で事件が解明されていく面白さ、そしてその先にある人間ドラマが作品の魅力だと思っています」とコメント。そして、前シーズンに引き続き登場する“マリコの衝撃”シーンについては「前私としてはお菓子を作るときに使うバニラエッセンスのような“風味づけ”と捉えています。今回もストーリーに沿っているのであれば、『科捜研の女』の“バニラエッセンスの一滴”として、いろいろなワンカットに挑戦したいと思います」と意欲を燃やしている。

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