米倉涼子、“ドクターX”第5シリーズ決定にもう一度「最後のつもりで…」

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米倉涼子主演の大ヒットドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00〜)待望の第5シリーズが、この秋登場することがわかった。さらに、200以上の国と地域で、最新作を含む全シリーズの配信も決定。

群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの外科医・大門未知子。「いたしません」「私、失敗しないので」という名セリフでおなじみの、米倉演じる“異色・孤高・反骨の天才外科医”が今年の秋も帰ってくる。この作品は、主人公・未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ。これまで放送された4シリーズおよびスペシャルドラマはいずれも圧倒的な高視聴率を記録し、橋田賞や向田邦子賞をはじめとする錚々たる各賞も総なめにした。

そんな失敗しない大ヒット・シリーズが今年10月、日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に、待望の第5シリーズへと突入。未知子が所属する「神原名医紹介所」の仲間を演じる内田有紀(城之内博美・役)や岸部一徳(神原晶・役)、縦社会の医局で“御意軍団”を形成する外科医を演じる遠藤憲一(海老名敬・役)や鈴木浩介(原守・役)、さらに前作で「東帝大」院長の座を追われた権力の権化・蛭間重勝を演じる西田敏行ら、唯一無二の個性と実力を誇る常連メンバーも再集結。そこに、近日決定予定の豪華な新キャラクターも加わり、未知子をとことん追い詰めることに。今年7月にはミュージカル『シカゴ』で2度目のブロードウェイ主演という快挙も果たし、そのカリスマ性と演技力に一段と磨きがかかる米倉を中心に、よりパワーアップした掛け合いを繰り広げる。

第1シリーズから物語の舞台となる病院は徐々にスケールアップし、第4シリーズではついに国内最高峰の「東帝大学病院」に派遣された未知子。彼女は患者の命を救うことを第一に邁進しながら、金と欲にまみれた組織に鋭いメスを入れてきた。そんな未知子が最新作では、大転換期を迎えた「東帝大学病院」へ再度乗り込んでいく。汚い院内政治を操ってきた蛭間の失脚から1年。「東帝大学病院」は新時代に突入。“患者ファースト”を掲げる初の女性院長が誕生し、クリーンな医局を取り戻すべく大改革を進めていた。しかし、病院に巣食う権力者たちは自らの“旨味”を奪還すべく、絶対的権力と縦社会で統制された“真っ黒な巨塔”を復活させようと、暗躍し始める。一度は都落ちした蛭間も怪しい動きを見せる中、未知子は薄汚れた組織と真っ向から渡り合っていくことに……。果たして、新たな政治と権力争いが渦巻く巨塔で、失敗しない女・未知子はどんな気高き戦いを繰り広げてくれるのか!? 

また、シリーズ開始から丸5年を迎える2017年秋、最新の第5シリーズと過去に放送された全4シリーズを、日本国内を除く世界200以上の国と地域で配信することが決定。日本を代表するドラマ『ドクターX』が海を超え、全世界へと羽ばたく。(海外配信プラットフォームは追って発表・最新シリーズの国内での配信については、現段階では未定となっている)。この決定を受け、米倉が滞在先のロサンゼルスで取材会を開催。米倉は「自分の出演作で、第5シリーズまで続く作品は初めて! 正直言って今はまだ、どういう気持ちになっていいのか、よく分かっていない状態です(笑)。実は、『ドクターX』は反響の大きい作品だからこそ、私自身は続編を作るたび、余裕よりも不安を感じてきました。でも、『ドクターX』はファミリー感が強くて、戻れば絶対に温かく迎えてくれるチーム。不安はあるけど、もう一度“最後のつもりでやろうか!”と思いました。みんなで力を合わせ、また“新しい大門未知子シリーズ”を作り上げていきたいです」とコメントし、世界での配信については、「本当にうれしいです。実は、『シカゴ』のブロードウェイ公演に、中国人や台湾人のファンの方々がたくさん来てくださって、中には個人でアレンジした『ドクターX』グッズをプレゼントしてくださった方もいたんですよ! そんなこともあって、世界中にいる日本人の方はもちろん、たくさんの方に見ていただきたいです。とにかく、楽しみにしていてください。私、失敗しないので。I never fail!……な~んて(笑)」と、おなじみの未知子節をグローバルに織り交ぜたメッセージを披露し、取材陣の期待を大いに煽っていた。

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