元“フェアリー”畠山愛理『世界新体操』リポーターに就任

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フェアリージャパンの一員としてリオ五輪に出場。五輪後に引退し、現在はスポーツコメンテーター、 モデルとして活動している畠山愛理が、10月にテレビ朝日で放送される『世界新体操 2017 イタリア・ペーザロ』(8月開幕)のリポーターに就任したことがわかった。

現地時間10月2日(月)からカナダ・モントリオールで開幕する『世界体操』に先立ち、8月29日(火)からはイタリア・ペーザロにて新体操・世界選手権が開幕する。個人・団体総合、個人・団体種目別で金メダルが争われるが、昨年のリオデジャネイロオリンピックで団体8位入賞を果たした新体操日本代表=フェアリージャパンPOLAも各種目での上位入賞、金メダルを狙う。

そして、10月に『世界体操』を放送するテレビ朝日は、女性たちの華麗な戦い『世界新体操』も中継するが、今回、畠山をリポーターとして起用。現役時代、トーク番組などにゲスト出演した経験もあるが、引退後に新体操に関わる仕事は これが初。「いろいろな意味でドキドキしています」という畠山だが、昨年までフェアリージャパンとして戦った経験をフルに活かし、彼女ならではの目線で新体操の魅力を伝える。

今回の抜てきについて、畠山は「選手としてではなく、体育館に来ることがとても新鮮で違和感がありました。引退してからも、一緒に頑張ってきた選手たちと関わることが出来るのは、すごく嬉しいことですし、選手だったからこそ伝えられることがあると思います。例えば、選手達が簡単そうにこなす一瞬で見落としてしまうような技も、一瞬でどのようなことをやっているかなど細かいところまでしっかり伝えられたらと思っています。新体操もフィギュアスケートと同じ表現スポーツ。ルールが少し難しいかもしれませんが、まずは一つの舞台 を観るような感覚で見て頂けたらと思います。演技だけでなく、メイクや衣裳、すべてが一つの“作品”のために作られている、ということもお伝えしたい」と語っている。

フェアリージャパンの活躍に関しては、「総合でのメダルを目指す上で、実施を安定させる(※)事が課題だと思います。そして、難度点をアップさせるために、どのチームも多くの技を作品に入れているので、ミスをする可能性も高く なります。なので、本番はより何が起きるかわかりません。演技の申告書がなくなったぶん、どれだけ正確に演技するかも大きなポイントになってきます。強豪ロシアですら、ミスをすればメダルを逃すこともあります。リオデジャネイロオリンピックを終えて初の世界選手権。どんな試合になるのか楽しみです」とコメントしてる。

※新体操は難度をみる「技術的価値」が 5点、振り付けや音楽との調和を評価する「芸術的価値」が5点、手具操作などをチェックする「演技実施点」が10点の計20点で採点。その演技実施点の部分のことを指す。

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