6月11日に放送されるスーパー戦隊シリーズ第41作『宇宙戦隊キュウレンジャー』(テレビ朝日系、毎週日曜7:30~)の18話に、『宇宙刑事ギャバン』と『特捜戦隊デカレンジャー』のヒーローたちがゲスト出演し、歴代2大宇宙ヒーローによる夢のコラボレーションが実現することが決定。インターネット上では、早くも「コラボだと!」「絶対見ないといけないやつじゃん!」「楽しみにしてる!」と注目を集めている。
この18話では、マーダッコに盗まれたラシンバンキュータマを追い、ブラックホールでつながる別の宇宙空間にたどり着いたキュウレンジャーが、十文字や赤座ら宇宙刑事たちに遭遇。事情を知らない先輩たちに惑星不法侵入容疑などで逮捕されてしまうという波乱を乗り越える姿が描かれている。今回は、この18話で初共演にも関わらず、息の合った掛け合いを見せてくれた『宇宙刑事ギャバン』十文字撃/ギャバンtypeG役の石垣佑磨さん(以下、石垣)と『宇宙戦隊キュウレンジャー』シシレッド/ラッキー役の岐洲匠さん(以下、岐洲)に2ショットインタビュー。収録を振り返り、お互いに刺激になったことや18話の見どころについてなど語っていただきました。
――今回が初共演! 撮影を振り返っての互いの印象は?
岐洲:石垣さんは、とにかくアクションが凄くて、本当に勉強させていただきました。特に僕は、キックボクシングを習っていたこともあって、蹴り技が好きで、石垣さんが、3連続で蹴り技を披露する場面があるのですが、それが格好良くて、撮影をしている間に裏で真似をしていまし(笑)
石垣:ありがとうございます! 十文字撃はもともと『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で初代ギャバンの一条寺烈と共演させていただいた時に、その差をアクションで見せようということになりました。初代ギャバン役の大葉健二さんは、空手のアクション。俺はテコンドーとキックで、その蹴り技を重視にするってことで、差をちょっとつけていたところがあります。それから、キャラクターが進化して、いろんな格闘術を身につけて今のギャバンスタイルになりましたが、中でもかかと落としは良くやっていますね(笑)。しかも、“かかと落とし!”って技の名を言いながら。この18話でもやっていますしね。(岐洲に)キュウレンジャーでもぜひ、やってみてよ!」
岐洲:やります、絶対やります! やらせていただきます!
――石垣さんは『キュウレンジャー』初出演! あえて準備したことは?
石垣:僕は、この作品に出演させていただくことが決まり、これまでの『キュウレンジャー』を全部見ました。ラッキーというキャラクターもそうですが、岐洲君の人間性や芝居の雰囲気もなんとなく事前に研究はしていました。最初は、年齢が少し離れていますので、不安なところもありました。僕は結構台本にない芝居とかやるタイプなんですが、岐洲君はバンバン付いてきてくれましたし、お互い明るいキャラクターなので、打ち解けやすかったです。撃は少し強引なところがありますが、そこがラッキーとも上手くはまっていた感じもします。
――撮影現場ではどんな話を?
岐洲:帰りのロケバスで、石垣さんからお仕事以外の話を沢山聞きました。この世界にいないとわからないこととか、教えて下さって、石垣さんに会うまで絶対知れなかったと思うことをお話くださって、とても参考になりました。
石垣:だんだんと打ち解けて、現場では一緒に写真を撮ったり、衣装を交換して着てみたり……。そういう遊びをしてましたね(笑)。でも、やっぱいいよね、あのラッキーというキャラクター。凄く明るくて、実は、僕は意外と緊張しいだけど、すごくお芝居やりやすかったし、だから“よっしゃ、ラッキー!”って感じだよね。
岐洲:ありがとうございます!
――特に印象深かったシーンは?
石垣:キュウレンジャー、ギャバン、デカレンジャー。あの3人のシーンですかね。
岐洲:あのシーンですね(笑)。
石垣:それぞれが敵と戦う理由じゃないけど、台詞プラスお互いの空気で分かち合っているシーンです。たまたまヒーローになったわけじゃなく、撃も志願してギャバンに。ラッキーも志願してキュウレンジャーに。その境遇が似ていたりしますので、すごく芝居もやりやすかったかなって気がしますね。
岐洲:そうですね。ラッキーも撃の元気に絶対負けないようにしていましたし、演じている僕自身も“負けない”と思って演技していたので、勝手な想像ですが、ラッキーと撃は、仲間となり、その元気さで競い合っているというか、そういうところが、あったかもしれません。
石垣:そうですね。お互いに影響されてるっていう……。それが芝居の基本なんだよね、きっと。だから余計に楽しかったです。
岐洲さん:僕も楽しかったです!
――ヒーローの先輩・石垣さんから岐洲さんに何かアドバイスするとしたら?
石垣:全くないですよ。このまま突っ走ってほしいです。ラッキーは、岐洲君が持っている人間性がガチで出ているキャラクターだと思います。ただ、いつかこれからもっと強大な敵とか、芝居の中で戦って苦しいなーと思う敵が出てくると思うんですが、その中で、石垣佑磨が演じた宇宙刑事ギャバンがかつて助けてくれたよな~、彼だったらどうすんだろうとか。岐洲君の心にそういった何かが残るように演じたいなという思いはありました。
――石垣さんから今回学んだことは?
岐洲:石垣さんは、数十秒しかないシーンでもすごく細かいアドリブをされるんですね。スーパー戦隊作品では、スーパー戦隊ならではの演技があったりするのですが、その中でナチュラルなアドリブが入ることで、大人も楽しめる作品に変わっていって……。なので、『キュウレンジャー』の中でもこの18話は、ちょっと大人っぽい雰囲気で仕上がっているような気がします。
――今回、『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』(2017年6月17日上映)とも関わりのある回になっているとか?
石垣:この18話は、『スペース・スクワッド』の数日前のお話で、たまたま宇宙戦隊キュウレンジャーが、宇宙刑事ギャバンたちがいる側の宇宙に来たということで、このキュウレンジャーと出会った数日後に『スペース・スクワッド』の話に繋がるような感じになっています。この18話で 『特捜戦隊デカレンジャー』の赤座伴番と会うシーンがありますが、『宇宙刑事ギャバン』は、『スーパーヒーロー大戦Z』でデカレンジャーとは一緒に戦ったこともありますので、ご存じの方は自然と関係性が入ってくるような感じで繋がっているかと思います。
■最後にメッセージを!
石垣:この18話のセールスポイントは、すべてですね。もう、全部てんこもりですから。
岐洲:そうですね。キュウレンジャー、ギャバン、デカレンジャーといるので、とにかく今までになく、忙しい回になっているんじゃないかと思います。本当に、目が離せないと思いますので、ぜひ、期待して楽しんでいただければと思います。