『9係』渡瀬恒彦さんの回想シーンに「素晴らしい演出だった」

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3月に亡くなられた俳優の渡瀬恒彦さんが出演してきた人気刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係 season12』(テレビ朝日系列、毎週水曜21:00~22:09)が、4月12日に初回拡大SPで放送。渡瀬さんの登場にインターネット上では様々なコメントが寄せられていた。

冒頭から渡瀬さん演じる加納倫太郎が登場。神田川警視総監(里見浩太朗)の命令で、内閣テロ対策室を改造するための準備委員会のアドバイザーを兼務するということになり、不意に9係の係長が不在になるといった設定でスタート。その他の9係のメンバーは、変わらず事件解決に向け奔走する日々をおくっており、そんなある日、小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、この1カ月で3件も続いている殺害した遺体を案山子(かかし)に括り付ける異様な事件に注目。

そんな中、早乙女静香(野際陽子)が花壇に立てた案山子に括り付けられたかのようにもたれかかる男を発見し、浅輪直樹(井ノ原快彦)を呼び出すため石川倫子(中越典子)へ連絡を入れる。現場に急行した直樹ら9係のメンバーだったが、男は遺体ではなく絵を描くことに没頭し空腹で倒れていた園田俊介(中村俊介)だった。倫子のかつてのルームメイトでもある俊介は、以前ニューヨークで知り合った静香を訪ねて帰国したが、道に迷い、ようやくここにたどり着いたらしい。以前“恋敵”と勘違いした直樹は、俊介との10年ぶりの再会に戸惑うが、俊介は直樹を「親友」と呼び妙に親しげだ。拍子抜けする9係だったが……といった内容で展開したが、後半に再び、回想シーンで渡瀬さんが登場した。

ネット上では、この演出に「最後の回想シーンは泣けてしまったけど、9係の世界の中で渡瀬さんは係長として、ちゃんと生きてるって伝わる素晴らしい演出だったと思う」「渡瀬さんの姿がないのは寂しかったけど、相変わらずの9係で面白かった」「最後に渡瀬さんの映像が流れた時は、すごく嬉しい気持ちと同時に本当にもういらっしゃらないんだなぁと改めて感じて胸に込み上げてくるものがありました」「渡瀬さんの息吹を感じる」などのコメントが寄せられ、初回平均視聴率は11.5%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

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