天海祐希の“オジサン化”に鈴木浩介「一輪の花でいて欲しい!」

公開:

天海祐希が10日、六本木のテレビ朝日本社にて行われた『緊急取調室』(テレビ朝日系列、4月20日スタート 毎週木曜21:00~)の制作発表記者会見に、田中哲司速水もこみち鈴木浩介大倉孝二でんでん大杉漣小日向文世ら豪華キャストと出席。撮影現場での天海の最近の“ある一面”について、共演者から指摘される一幕があった。

天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるこの作品。そのシーンズン2となるのだが、シーズン1の時のイメージに合わせ、今回天海は長い髪を約20cmもカットし、気合を入れて撮影に取り組んでいる。

会見では、今回の続編決定に天海は、「3年前に(シーズン1)やらせていただいて、その頃から勝手に続けるつもりでした(笑)。時々、皆さんとお食事にいったり親睦を深めておりまして、次回作はこうしようなんていう話をずっとしていたものですから、凄く嬉しいのがほとんどなのですが、(無事に決まって)良かったという気持ちがちょっとあります。準備をしていたので、まんまと(決まりました)!」と笑顔で語っていた。

そして天海は、現場で共演者と非常に仲が良いため、作品にちなんで、共演者に“取調べ”たいことがあるらしく、「私のことをどう思っているのか?」と直球質問。天海は「最近皆さんに遠慮が無くなってきており、ほぼ同姓の同い年くらいの友人、または親戚のような感覚になってきております。私は、このままでいいのか?」と心配しているようで、「考え直せと感じる部分があれば、今までの反省とともに、今後に活かしていきたいので、正直なご意見、ご感想をお聞かせください。また、今年で50歳になります。自分自身を振り返り、よりよい人間になりたいので、私の長所と短所をお教えください」とそれぞれの意見を聞いていった。

田中は「正直、素敵です。天海さんは、キラキラしていて、僕もこんな人間になりたい」と褒めるも、「ただ! 僕は天海さんと呼んでいますが、僕はてっちゃんって呼ばれていて、僕の方が年上なんですけど(笑)、天海! なんては絶対に呼べないです」と。すかさず、天海から「(私)怖いですか?」と聞かれ、数秒考えた後「ぶっちゃけ、怖いです!」と答えて笑いを誘った。

そんな“怖い”天海に対し、大倉は「美しい、カッコイイ、パーフェクト……」と褒めちぎるも「鼻が笑っている」と天海からツッコまれながら、短所については「本気で怒られたら泣かされそう!」とポツリ。でんでんからは「ストレートな方だと思っています。背筋もすっと伸びてますし、生き方も筋が通っている。それに右ストレートが強そう」と、天海に対して強いイメージがあるような意見がちらほら。しかし、大杉は「僕はどちらかというと怒られたい。いたずらをしたり、天海さんに怒られるようにしむけるようなこともあります」と話し、続けて「天海さんは、僕のことは本名で呼んでくれるんですが、それは僕しかわかない快感です」と答え、共演者から笑顔がこぼれていた。

“強い・怖い”イメージで弄られた天海だが、そんな彼女に対し、鈴木は「これは天海さんの長所でもあり、短所でもあるかもしれませんが、(現場で)おじさま世代の中に混じっても同化してしまっている。“キントリ”メンバーの中の一輪の花であることを忘れガチなのは短所かもしれないです。忘れないで、やはり一輪の花でいて欲しい!」と笑いながら、天海のオジサン化を訴えていた。また、現場では天海が天海ベーカリーならぬ、パンの差し入れを毎朝してくれるようで、「僕は最近朝飯を食べなく、そのパンを楽しみに現場に行っているところがあります。ハムからチーズから、新鮮な野菜から用意されてまして、好みのサンドウィッチが作れます」と天海ベーカリーに熱く感謝していた。

また、新年度を迎え、それぞれが今年の意気込みを色紙にしたため、天海はシンプルに「頑張る。」と一言。その理由として「今年で50歳になりますので、よりよい人間になれるように頑張ること。素敵な作品を届けるように頑張ること」という意味を込めて、「とにかく頑張る」と強調していた。

稀代のストーリーテラー・井上由美子氏が脚本を手掛ける同作。2014年1から3月に連続ドラマとして放送され、天海をはじめとする実力派俳優たちの魂のこもった演技で大きな話題を呼び、2015年9月には、松下由樹をゲストに迎え、スペシャルドラマで復活している。そして、取り調べの録音録画(可視化)を義務付ける「刑事司法改革関連法案」の可決(2016年5月)を経ての再復活に期待が高まる。

PICK UP