天海祐希、三田佳子と初共演に「刺激をくださる“大物すぎるゲスト”」

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天海祐希が、4月20日からスタートする『緊急取調室』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00~)第2シーズンの第1話で、大女優・三田佳子と初共演することがわかった。

天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる姿が描かれた同ドラマ。その第1話で天海と三田が初共演。三田は宅配便配達員毒殺事件の被疑者・白河民子(77)役で登場する。

事件直後に自首してくる民子だが、その供述は肝心なところが実に曖昧。有希子はあらゆる取り調べ手段を尽くし、民子の犯行と動機を裏付ける証言を得ようとするが、民子は核心に触れたかと思うと、年齢からくる物忘れを理由にはぐらかしたり、有希子の物言いにピシャリと釘を刺したりする始末。取り調べのたびに、有希子をどこまでも翻弄し続ける。

撮影合間には和やかに談笑していた天海と三田も、いざ本番ともなれば一瞬にして戦闘モード。何とも言えない気迫と張りつめた空気を漂わせながら、ヒリヒリとした取り調べシーンを次々と展開し、周囲を圧倒させた。“これぞ『緊急取調室』の真骨頂!”と思わずうなり、ぐいぐい引き込まれること必至の“天海VS.三田 世紀の芝居対決”に注目が集まる。

初共演となる三田について天海は「三田さんとは私がまだ中学生だった頃に偶然、プールでお会いしたことがあるんです。この仕事を始めるようになってから三田さんとお会いする機会があり、当時のことをお話したら、覚えてくださっていたんです! まさか記憶していてくださるとは思ってもいなかったので、とても感激しました」とコメント。芝居については「今回、三田さんとは取調官と被疑者として対立する部分もあれば、時に共感したり、切なくなることもある間柄を演じます。実際、目の前で三田さんのお芝居を拝見していたら、泣くべきではないのに涙が出てきそうになって……。有希子と私自身の複雑な心境がリンクして、すごく心が揺さぶられましたし、とてもとても勉強になりました。撮影の合間も、本当にためになるお話をたくさんしていただいたんですよ! 私もいつか三田さんのような腹のくくり方をもって、現場に立てるようになりたいな、と思いました」と語っている。そして、この収録を振り返り「三田さんは女優さんとしても、役柄としても、次々と刺激をくださる“大物すぎるゲスト”! そんな三田さんに立ち向かうキントリ・メンバーのバトルを、ぜひ楽しみにしていただきたいです。三田さんのおかげで、『緊急取調室』ファンの方々にも必ずやご満足いただける第1話になりました」と確信した様子。

一方の三田は「主演が天海さんで、脚本が井上由美子さんだという点にすごく惹かれ、オファーを頂いた瞬間に飛びついたんです。台本を読みましたら、刑事モノなんだけど、内に秘めた人間の在り様を浮き彫りにしていく作りになっていて、ぐいぐい引き込まれていきました。今回はそんな作品に出られる喜びと同時に、迷惑をかけちゃいけないという不安も感じて、より一層真剣に取り組みました」と。天海との初共演に関しては「初共演ならではの硬さや不自然な感じが一切なかったんです。また、私が少し失敗しちゃっても、天海さんが明るくサポートしてくれましてね。特に、取り調べのシーンはセリフも長くて多いじゃないですか。だから私もつい、いつまでも台本を机の上に出したままにしちゃうんですよ。そうすると、天海さんが“さぁ、しまいますよ!”と言って、劇中で使うノートの下に隠しちゃうの(笑)。おかげで、私も本番に臨む覚悟ができて、とてもありがたかったです。本番では、天海さんの男前な気質やズバ抜けた存在感も相まって、“天海祐希が取調官になったら、こうだよ”という強さがダイレクトに伝わってきました。そこに生々しさと刺激を感じて、私も全力でバトルを演じることができました」と語っている。