本田望結の“女優魂”に名取裕子「演技構成点、技術点ともに満点」

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本田望結が15日、東京ミッドタウン(芝生広場内)の特設リンクで行われたスペシャルドラマ『探偵少女アリサの事件簿』(テレビ朝日系列にて1月28日放送、21:00~)のイベントに出席。本田の“女優魂”に対し、ベテラン女優・名取裕子が最上級の言葉で称賛する一幕があった。

本作は、大人気ミステリー作家・東川篤哉氏の同名小説を初めて映像化したもの。本田は、主人公の天才探偵少女・綾羅木有紗(あやらぎ・ありさ)を熱演し、これがテレビドラマ初主演。収録を振り返り、「この作品で初めて主役をやらせていただいて嬉しい気持ちもありましたが、名取さん、田中(圭)さんから毎日毎日勉強させていただくものがありました」とコメント。

そんな本田の作品への向き合い方を、家政婦を演じた名取が絶讃。「まず、集中力が違う。台詞とか完璧に覚えてきますし、感情の入れ方もテスト(撮影)から本域、表情も愛らしいなかに色々なものを見せて、演技構成点、技術点ともに満点、完璧です!」。本田、名取に加え、イベントに参加していた謎の市議会議委員を演じた田中も「お芝居中に見せる大人の表情や可愛らしさ、有紗を通して沢山見ることができて、ドキドキしたり癒やされたり、心が動く楽しい現場でした」と、それぞれ本田の演技を称賛していた。

しかし、本田はこの作品で更に“学び”になったことが多かったようで、「撮影の間に、名取さんにお食事に連れて行っていただいたのですが、そこで、“女優さんもある意味、スポーツなんだよ”って教えていただいたのが印象的でした」。名取は「望結ちゃんは常に本域で、リハーサルの段階から120%。逆にこちらが“出し惜しみしちゃいけません!”というのを教えられるくらい……」と笑顔で話しながら、「この子はどんなに前の日が遅くても毎朝3km走るんです。スケーターとしてのトレーニングをして、勉強もしっかりやって、台本もしっかりと覚えてくるんです」と。そのため、体を壊してしまうのではと心配した名取は「“良いコンディションで、(一番良い演技で)本番を乗り切るのが大事”」とベテランならではのアドバイスをしたようだ。

名取が言うように、役者としてだけでなく、フィギュアスケート選手としても注目の本田。この日も華麗なステーティングを披露して会場を盛り上げ、イベント中には田中にステーティングをレクチャーした。スケートは初めてという田中だったが、飲み込みが早く、そこで本田からバックスケーティングも教えてもらうも、見事クリア。徐々にレベルを上げられ、取材のカメラが多数来ていたせいか、“何かの空気”を読んだ田中は「転べっていうフリ? え~、転ぶ勇気ないよ!」と苦笑して、会場を沸かせていた。その後は、本田のエスコートでリンクを一周。かなりのスピードで思わず「あーっ!」と叫びながらも楽しみ、「天使にひかれているようでした。望結ちゃんが(手を)持っていてくれたので安心感があった」と笑顔で語っていた。

今回の作品は、小さな孤島にある屋敷で起きた連続殺人事件に巻き込まれた有紗が、完全密室で次々起こる「不思議の国のアリス」になぞらえた奇妙な殺人事件の謎を鮮やかに解き明かしてしていく姿が描かれていく。本田にとって、女優としての新境地となる今回の役。名探偵シャーロック・ホームズもびっくりの推理術を披露する本田の姿にも注目が集まる。

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