ノンスタ石田、ベテラン俳優に長文LINEでシビアなダメだし

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近年、小説や脚本などで才能を開花させる芸人たちは多く、彼らの発想力は高い評価を獲得ている。その一方、コント番組などでお笑いに挑戦する俳優たちも増えており、“芸人と俳優”の垣根が低くなっている今、“お笑いのネタを書くプロ”である芸人のネタを、“役になりきる表現のプロ”の役者が演じたら、どのような化学反応が起きるのか?

今夜1月5日(木)放送の『笑×演(ワラエン)』(テレビ朝日系列、24:15~25:15 ※一部地域を除く)では、その化学反応に期待しつつ、4組8人の俳優たちが都内スタジオに集結し、漫才やコントに挑戦。

今回ネタの書き手となったのは、漫才やコントで日本一に輝いた芸人たちで、小峠英二(バイきんぐ/『キングオブコント2012』王者)、富澤たけし(サンドウィッチマン/『2007年M-1グランプリ』王者)、石田明(NON STYLE/『2008年M-1グランプリ』王者)、ライス(田所仁、関町知弘/『キングオブコント2016』王者)の4組。そして、漫才やコントに挑戦するの実力派俳優陣は、寺田農、石丸謙二郎、榎木孝明、中野英雄、野村宏伸、遠藤要、中尾明慶、光宗薫という顔ぶれ。

俳優同士の組み合わせはもちろん、芸人がどの役者コンビにネタを書くかも、くじ引きで行われ、

・小峠英二×石丸謙二郎&遠藤要=コント 
・富澤たけし×榎木孝明&寺田農=漫才
・ライス×野村宏伸&光宗薫=コント
・石田明×中野英雄&中尾明慶=漫才

といった組合せが誕生。

ネタ披露当日、トップバッターとして舞台に登場したのは、中野&中尾のコンビ。石田が中野の強面ぶりをイジって書いた台本で、中尾がボケ、中野がツッコミを担当。ステージでは途中、中野が激しいツッコミを入れた拍子に中尾のピンマイクが外れてしまうというハプニングも発生したが、無事に舞台をやり遂げ、中野は「お客さんからひとつ笑いをもらった瞬間に、自分の中のスイッチが変わった!」、中尾は「漫才はアクシデントも含めて調理する、その感覚が面白かった!」と興奮の面持ちでコメントしている。

2人は練習中、石田から長文のLINE(ライン)でダメ出しが来たことも明かし、中野は「けっこうシビアな長文LINEが来ました(笑)。石田さんは脚本家であり、演出家だなと感じました」と、石田の“笑い”にかける熱量に感服。中尾も「(今回の試みは)“笑い”について考えるよい機会をいただきましたが、石田さんに呼び出されるのは嫌なので、これでコンビ解散とさせてください(笑)。今日もまた、夜中に長文のLINEが来そうで怖いです(笑)」。また、今回ネタを書いた芸人に対し、中尾は「ぜひ(ドラマや映画の)演出に挑戦していただきたいなと思いました。スゴイ作品が生まれそうな予感がします。石田さんはダメ出しが長そうですけどね(笑)」と話す一方、そんな2人の渾身の舞台を目の当たりにした石田は、「役者さんって、本番に強いんやなぁ! 100点です!!」と大絶賛していた。

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