棚橋弘至、仮面ライダ―愛を熱弁!最新映画は「最初から最後までクライマックス!」

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今年で45周年を迎えた仮面ライダーシリーズ。平成仮面ライダーシリーズとしては18作目となる『仮面ライダーエグゼイド』が、現在テレビ朝日系列にて毎週日曜8時から放送中。歴代仮面ライダーシリーズ史上初めてのドクター=医師である主人公が仮面ライダーに変身し、人類の命を守る仮面ライダーエグゼイドは、謎のゲームウイルス“バグスター”を打倒するためゲームという名のオペレーションに身を投じ、そして時には他のドクターライダーたちともバトルを繰り広げている。

そのエグゼイドが加わり、今年も“MOVIE 大戦シリーズ”が上映決定。新しい仮面ライダーとかつて活躍した仮面ライダー、2人の仮面ライダーの共闘が話題となり、7年間7作品続いたシリーズだが、今回は新たに生まれ変わり『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー』として、12月10日(土)に公開。タイトル通り、本作は仮面ライダーエグゼイド、仮面ライダーゴーストに加えて、歴代レジェンドライダーである仮面ライダードライブ、仮面ライダー鎧武、仮面ライダーウィザードも参戦するという超豪華な内容となっている。

さらに、新日本プロレスの棚橋弘至さんが、人類を脅かす最恐の敵となるDr.パックマンの仲間・来瀬荘司(くるせ・そうじ/ロボルバグスター)役でゲスト出演。『アメトーーク‼』(テレビ朝日系列、毎週木曜23:15~)の仮面ライダー芸人の回にも出演する程の仮面ライダーファンだという棚橋さん。試合でも「さぁ、お前の罪を数えろ!」(仮面ライダーW)、「○○にキター‼」(仮面ライダーフォーゼ)と仮面ライダーシリーズから“決め台詞”がインスパイアされていることや、右手の親指と人差し指を突き出す“逸材ポーズ”も、元ネタは『仮面ライダーカブト』であると公言している。

今回、そんな棚橋さんにインタビュー。念願叶って仮面ライダー映画に出演が決定した時のお気持ち、今作の見どころのほか、オススメの仮面ライダーシリーズなど、“仮面ライダー愛”をたっぷりと語っていただいた。

――今回、映画出演のオファーが来た際のお気持ちは?

ずっと『仮面ライダー』が好きだったので、叫びましたね。「ついに来たか!」と。2010年頃に『仮面ライダーディケイド』とのコラボTシャツを出させていただいたことをきっかけに、仮面ライダーGIRLSさんのPVに出たり、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが歌う『仮面ライダーウィザード』主題歌のMVに出たりと、少しずつライダーの世界に近付いて、今回の映画出演となりました。「一歩ずつ階段を登って来たな」「自分、頑張ったな」という実感が沸きました。

――好きだった作品への出演は、念願叶ってのことだったと思います。

はい。プロレスの試合で入場した時に僕が決めているポーズは、仮面ライダーカブトと仮面ライダーWのポーズなんです。エアギターも、『仮面ライダー響鬼』に登場する轟鬼をオマージュしたものですから。最初は、「棚橋が仮面ライダーネタを引っ張ってきている」という事を知らない人の方が多かったのですが、『アメトーーク!』の仮面ライダー芸人に出演させていただき、「おい棚橋全部パクリかよ!」と一気にバレました(笑)。でも、良いんですよ! 『アメトーーク!』で仮面ライダー好きを皆さんにちゃんと知ってもらえて、それがあったからこそ今回の映画出演が叶ったのだと思います。「棚橋、そんなに仮面ライダーが好きなら、そろそろ出演させてあげたら?」みたいなね(笑)。

――棚橋さんが演じる来瀬荘司はどんなキャラクターでしょうか?

来瀬荘司は、肉体派で、頭も良い敵の幹部。台本を読んだ時、「もしも僕が肉体派で頭が良かったら、どういう人格になってくのかな」と考えたのですが、多分すごく自信家になるんだろうなと思ったんです。筋肉があって、勉強もできるなんて……まんま僕ですね! ただ、性格が曲がらなかったのは、僕の良い所だと思います! ここ、笑う所ですよ(笑)。怪人役なので、ちびっ子たち、もしくは見ている方々に憎まれないといけない。仮面ライダーに倒されるべき存在ということをイントロダクションしなければいけない。僕はわりと感情豊かなほうですが、来瀬を演じる時はポーカーフェイスで、低い声でゆっくり話すということを意識しました。

――その中で、あえて棚橋さんらしさを出した部分はありますか?
アクションシーンはすごく時間をかけて撮影したので、かなり熱量が籠っています。その中で、プロレスファンの方が見たら「おっ!」と思うシーンが何個もあると思います。ただ、この来瀬荘司の役の中には、棚橋弘至らしさは全然無いですね。唯一共通点があるとしたら、滑舌が甘いところ(笑)。よくNGにならなかったなぁと思います。

――演じるにあたって参考にしたものはありますか?

綾野剛さんが主演を務めた映画『日本で一番悪い奴ら』を見ました。中村獅童さんなども出ていたのですが、「悪い奴を演じるってどういう感じなのかな?」と思い、参考にさせていただきました。

――棚橋さんは今回、変身シーンもあるんですよね。

はい。僕の今までのプロレスでの入場ポーズは、全部仮面ライダーから貰っていたやつなので、今回はオリジナルのポーズを考えました。ロボルバグスターはパワー系だったんで、石を握り潰すイメージ。そして、“ガシャット”(※仮面ライダーエグゼイドが変身する際、ベルトに差し込むアイテムのこと)を大胸筋に「ふん!」とぶつける感じ。こう全体的に“パワー”のイメージを出しました。

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