本当に勧善懲悪なのか?古舘伊知郎「忠臣蔵」の真実を実況中継

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古舘伊知郎が「忠臣蔵」の世界に入り、吉良邸討ち入りの様子を完全実況するという新撮ドラマ『古舘伊知郎トーキングヒストリー ~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』(テレビ朝日系列)が、12月10日(土)の20時50分から放送。今に伝わる『忠臣蔵』の真実をドラマ×実況×トークで紐解くといった斬新な企画になっており、古舘の司会・進行のもとで行われたトークパートの収録には、女優の名取裕子、タレントの伊集院光、アイドルの秋元真夏(乃木坂46)、歴史学者の磯田道史といった各方面からのゲストが集結した。

日本の年末の風物詩である『忠臣蔵』は、本当に勧善懲悪なのか? という視点に立ち、ドラマ×実況×トークという組み合わせで、忠臣蔵の真相を紐解く同番組。トークパートは、スタジオに設けられた仇討ち後の赤穂浪士がたどり着いた泉岳寺の豪華セットの中で行われ、歴史の1ページに名を刻んだ男たちの足音が今にも聞こえてきそうな空間の中、完成した新撮ドラマ『忠臣蔵』を鑑賞するとともに、過去のイメージとの比較やさまざまな意見交換を通して真実の忠臣蔵に迫った。

現在、我々が抱く討ち入りのイメージは、後年の演劇化により作られたものも少なくなく、はたして、47人もの武装した男たちはどのようにして誰にも知られることなく吉良邸までたどり着いたのか? 100人以上いたという吉良家臣を47人でどのように制圧したのか? サッカー場ほどもある広大な吉良邸で、限られた時間の中どのように吉良の居所を突き止めたのか? そして、討ち入りは本当に大石側が善、吉良側が悪だったのか? こうした疑問や謎、歴史のミステリーに答えるべく、番組ではまったく新しい『忠臣蔵』の脚本を、忠臣蔵研究で知られる中央義士会の考察を参考に作成。またキャストは、大石内蔵助に緒形直人、吉良上野介に西村雅彦、原惣右衛門に笹野高史という豪華俳優陣を迎え、真実の『忠臣蔵』が本格的に描かれている。

このドラマの中に、巧みな語彙センスとハイボルテージで人気のフリーアナウンサー・古舘が時空を捻じ曲げスーツ姿で潜入。江戸の町に降り立った古舘が、吉良邸内を縦横無尽、自由自在に動き回り、志士たちの一挙一動をつぶさに実況していく。

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