“科捜研”相馬ファンの不安が現実に… 「感謝しきれない5年間」と卒業発表

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沢口靖子が主演する『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00~)で、科捜研の物理担当研究員・相馬涼役で出演してきた長田成哉が、シリーズを“卒業”することを発表した。

京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描いた本作。“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇っている長寿シリーズだ。

12月8日放送の第7話、15日放送の第8話では、2週に渡ってマリコたち“科捜研”のメンバーが連続爆弾魔に挑む姿を描かれるが、その作品をもって長田が卒業する。長田が演じてきた相馬の初登場は、2011年12月15日(第11シーズンの第9話)。悪気はないものの空気の読めない性格で、ずっと科捜研への就職を希望しながらも、筆記試験は優秀なのに面接での評価が低く不合格が続いていたという設定だった。

念願叶って京都府警科捜研の採用試験に合格してからは、物理担当として勤務してきましたが、勝手に証拠品を持ち出したり、監察医・風丘早月(若村麻由美)の手土産をひとり占めして食べてしまったりと、マイペースぶりを発揮。これまでメンバーにはいなかったイマドキの若者キャラで、当初は科捜研に衝撃をもたらしたが、現在では頼りになる存在として成長を遂げている。

そんな相馬が、2週にわたって放送される“前後編”では、マリコと共に“連続爆弾魔”に挑む。なんと、宅配便で届けられた荷物が爆発する事件が連続して発生。いずれも同じ宅配便を利用、次の犯行を予告するような数字の暗号が書かれた不気味なカードが添えられており、同一犯の仕業という見方が濃厚に……。マリコに影響され、「科捜研の一員として人の生死に関わる以上、科学で人を救う道を選びたい」と願った相馬は、必死に犯人の暗号を解読。次の爆弾が仕掛けられている場所をつかみ、危険を顧みず急行する。はたして、相馬の運命は!?  

現在、放送されている予告編では、「俺にとって最後の事件だからな」と言っているシーンが公開されており、ネット上では早くも「相馬くん卒業?」「やめちゃうの!?」「相馬くん科捜研辞めるの!?」と卒業を心配する声も多くあがっており、その不安が今回の発表で現実に……。

5年間、科捜研のメンバーとして歩んできた長田は、東映京都撮影所内のセットで最後の撮影を終えると、集まったスタッフ、キャストから盛大な拍手が。主演の沢口からも「科捜研の卒業、おめでとうございます!」と大きな花束を贈られ、長田は、「今日は泣かないようにしようと思っていたのですが……」と言いながらも涙。続いて、所長・日野和正役の斉藤暁からスタッフ、キャスト全員がメッセージをしたためた色紙を渡され、またまた大感激。「先輩方にはいっぱい胸を借りたので、今後はもっとジャンプアップしてさらに素敵な役者になれたらと思っています。本当に感謝してもしきれない5年間でした」と、深く頭を下げてあいさつ。その姿に、斉藤も思わずもらい泣き……。長田は最後、共演者ひとりひとりに思いのこもった直筆の手紙を渡していた。

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