一層惚れた!『科捜研の女』マリコさんの“理解力”が高すぎると話題に

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沢口靖子主演のドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00〜)の第16シリーズが、10月20日からスタート。第1話の冒頭、主人公である法医研究員・榊マリコ(沢口)が「はい。私がやりました」と真剣な表情で自供するシーンからスタートし、「驚かされた!」「科捜研・完って思った」と意表を突かれた視聴者も多かったが、実は「微表情学」の研究者・矢萩准教授(尾美としのり)による実験であった。

この“微表情”というのは、0.2秒未満のごく短い時間に顔の一部に現れる表情のこと。どんなに意識したとしても、隠されていた感情が、本人すら気づかないうちに“微表情”として表れるという。そこから相手の本心を明らかにし、臨床・応用事例を研究していくのが「微表情学」なのだが、第2話(11月3日放送)でその実力が殺人事件の捜査の中で発揮された。

第1話では、矢萩のゼミの「美人すぎる巫女」として有名な学生・桂井萌衣(岡本怜)が誘拐される事件が発生。犯人は、萌衣に身代金の要求を代弁させ、その様子を動画で公開。そこでマリコは、萌衣の動画から彼女の表情を“微表情”研究のエキスパート・矢萩に鑑定を依頼。並行して捜査一課とこの事件の真相を調べていくと、実は矢萩が事件に何らかのカタチで関係していることが判明した。

マリコは、矢萩を呼び出し、鑑定依頼をしていた動画をその場で再生。そこで、「彼女(萌衣)の表情から、一見恐怖や悲しみが読み取れますが、“それが作られた表情”であることをあなた(矢萩)は気が付いた!」と矢萩が何かを隠しているのではと追求。というのも、萌衣は、矢萩が昔お世話になった人の娘であり、“彼女が自作自演で誘拐事件を起こしていたのでは”と考え、本当の鑑定結果を隠した疑いがあった。

マリコに鋭く指摘された矢萩は、萌衣の動画を見ながら本当の鑑定結果を明かした。「(動画の表情から)見開いた目や、下のまぶたには明らかに恐怖の表情がありますが、自分ではコントロールできないアクションユニット、中でも眉間には恐怖の表情が表れていません。そして、注目すべきは、身代金の要求を言い終え、カメラから目線をそらした瞬間、口元に微かな笑みが浮かんでいる点。安堵でも快楽でもなく、純普遍的な感情でいえば、誇りに近く、一瞬目線が上がったことで、未来への感情ともいえる。この表情にあえて呼び名をつけるとすれば“希望”」と分析した。

このやり取りから視聴者は、わすかな時間で”微表情の分析”までも習得したマリコの吸収力に注目。ネット上では、「サイエンスサイボーグマリコ!」「マリコさん、矢萩のスペックをコピー!」「すげ〜、マリコさん一層惚れた」「理解力が凄い!」という声が寄せられていた。

その後、新たな動画が犯人から届き、萌衣の表情からは自作自演ではなく、今度は鬼気迫っている様子から事態は急変したものの、捜査一課の捜査と科捜研の様々な分析結果によって、監禁場所を特定して救出に成功し、見事事件は解決した。

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