島崎遥香、ワンシチュエーション刑事ドラマで主演 “振り切った”演技に注目

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AKB48グループメンバー41人が各話で主演を務めた、1話完結のホラードラマ『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』(テレビ朝日系列、2015年10月~2016年3月)。連続ドラマ主演のオーディションも兼ねていたこのドラマで、“ぱるる”こと島崎遥香が、視聴者&審査員投票第1位を獲得したことは、すでに発表されているが、そんな彼女がヒロインを務める連続ドラマ『警視庁 ナシゴレン課』(毎週月曜 24:15~24:45)が、10月17日からスタートすることが決定した。

島崎が挑むのは、25歳にして警視庁のある捜査課の課長に任命された刑事役。刑事ドラマといえば、事件を解決すべく刑事たちが走り回り、捜査の過程でさまざまな人間ドラマが描かれるのが定番だが、今作は、稀代のヒットメーカー・秋元康氏の企画・原作だけに、ひと味もふた味も違うドラマになっている。秋元氏が考えたのは、これまでにない“ワンシチュエーションコメディー”の刑事ドラマだ。誰も捜査に出かけることなく、すべての謎が“刑事部屋”で解決されてしまう……という、前代未聞の展開となっている。

この作品で島崎が演じる主人公・風早恭子は『警視庁 ナシゴレン課』の課長。捜査はすべて部屋でできると考えており、足で稼ぐというような“昭和”な考えを全否定。自ら部屋を出て捜査にあたることはほぼないに等しく、卓越した洞察力、推理力により数々の難事件を解決していくという設定だ。ドラマはそんな恭子率いるナシゴレン課に、長年、刑事になることを夢見て、ようやく配属が叶った新人中年刑事・石鍋幹太が登場するところからスタート。「聞き込み? 張り込み? 必要ないない」という、自由奔放で高飛車な女刑事と、個性の強い刑事たちとの日常が描かれた新しい刑事ドラマだ。

今回の出演に島崎は「まさか、この歳にして警視庁の課長さんになるとは思ってもいませんでした(笑)。企画書を読んだとき、とてもワクワクして、早く台本がほしい!! と思いました。楽しみです!」とコメント。主人公の恭子について、「ほぼ自分と似ているのではないかなと思います。言いたいことをはっきり言う、気分屋、外に出ない、勘が働くなど。ただ汚い言葉は滅多に使わないので、そこは演じる上で浮かないようにしなければと思っています」と語っている。

また、この作品で古田新太(石鍋幹太役)や勝村政信(伊吹暁彦役)と共演。「もうただただありがとうございます、という気持ちです。こんなにありがたいことはありません。本当にうれしいです。感謝の言葉しか出ません。主演という大きな役をいただいたので、今、自分が出来るお芝居を精一杯努めるだけだと思っていますが、恭子とは違い未熟者ですので、共演者の方々、スタッフの皆さんの力をたくさんお借りして、視聴者の皆さんの1週間の楽しみになってもらえるような作品に出来るよう、期待に応えられるよう、頑張ります!」と意気込みを語っている。

島崎は、映画『劇場霊』(2015年)、『ホーンテッド・キャンパス』(2016年7月2日公開)や、前出の『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』、また現在、テレビ朝日で毎週水曜深夜1時41分~放送中の『AKBラブナイト 恋工場』をはじめとするドラマ出演で、確実に女優として成長を遂げている。島崎が刑事役を演じるのは初だが、アイドルらしからぬ自由奔放な刑事役を島崎がどう演じていくのか、彼女の“振りきった演技”にも期待が高まる。

※放送直後より、auの動画配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」にて配信
※現在放送中の「EXD44」は2017年1月リニューアルスタート予定

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