江口洋介“お人好し夫”役に「あんちゃん感!」「ひとつ屋根の下を思い出す」

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尾野真千子江口洋介が夫婦役で出演するドラマ『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~22:09)が、7月14日に初回拡大版でスタート。江口のハイテンションな演技に「あんちゃんを思い出すな~」「いい味出してる」という声があがった。

この作品は、社会現象ともなった『家政婦のミタ』(日本テレビ系)をはじめ、多くの問題・話題作を世に送り出している遊川和彦が脚本を手掛け、尾野は、挫折続きのピアニスト妻・梅田美奈を、江口は、自他ともに認めるお人好し夫・梅田信次を演じている。結婚10年だが、ある理由から二人の間に子どもはいない。しかし、ある日のこと、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子と出会い、二人は「特別養子縁組」によって自分たちの子どもにしようと決断し、“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月が描かれていく。

第1話では、美奈と信次が、親に捨てられ、虐待も受けていた見ず知らずの5歳の男の子と出会う。いったんは施設に預けられるものの、その施設を抜け出し、何度も美奈と信次の前に現れたことから、美奈と信次は何かの運命だと思い、この子の親になろうと特別養子縁組を申し出るところまでが描かれた。

その中で注目を集めたのが、江口演じる信次のキャラクター。「自他ともに認めるお人好し夫」ということで、困っている人を放っておけない明るい役。ネット上では、「『ひとつ屋根の下』のあんちゃんを思い出します」「最近クールな役が多かったから久しぶりに新鮮でキュートでした」「“あんちゃん感” が久々に見れて良かった」という意見が寄せられる中、重いテーマを扱う本作だけに、「はじ愛を観てウルウル」「子どもの幸福とは何か」「このドラマが誰かの救いになる事を願う」「どのように愛が紡がれるのか楽しみ」と、このテーマを重く受け止める意見もあった。

7月21日放送の第2話では、特別養子縁組の申請をしたところから描かれる。申請をして3ヵ月、今日は二人が里親として適格かどうかの判定が下される運命の日で、児童相談所の堂本真知(余貴美子)からの電話を落ち着かない気持ちで待っていた。

この3ヵ月、二人は里親資格を得るためにさまざまな研修を受けて、子どもが苦手な美奈は養育実習に四苦八苦。面接では隠しておきたかった持病の告白を余儀なくされ、家庭訪問では梅田巧(速水もこみち)の前科が疑われるなど、真知による身辺調査は微に入り細に入り、時に二人の関係をぎくしゃくさせた。特に、それぞれの親の問題は二人に大きくのしかかる……。

やっとの思いで書類の提出にまでこぎつけた二人。あとは結果を待つのみだったが、信次にはそれができない。真知に無理を言って男の子との面会を果たすと、今度は男の子に美奈のピアノをもう一度聴かせたいと懇願。その熱意にほだされたのか、真知は規則を曲げて男の子に外出許可を出す。門限は6時。それを過ぎれば里親申請も認められなくなるため、真知の言いつけを肝に銘じ、男の子と養護施設を出る美奈と信次。その時、二人は、いまだひと言も話さず誰が近づいても逃げるだけという男の子と、手をつなぐことに成功。気を良くした信次は、直接家に向かわず動物園に行くことを選択。それが大きな事件を巻き起こすとも知らずに……。

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