尾野真千子、便器に向かって「ああぁぁ!」 独特なストレス発散演技に注目

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尾野真千子江口洋介が夫婦役で出演するドラマ『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~22:09)が、7月14日に初回拡大版でスタート。予告では、尾野が便器に向かって「ああぁぁ!」と叫ぶシーンが公開されており、早くもネットでは「楽しみ」「ワクワクする」と期待の声があがっている。


この作品は、社会現象ともなった『家政婦のミタ』(日本テレビ系)をはじめ、多くの問題・話題作を世に送り出している遊川和彦が脚本を手掛け、尾野は、挫折続きのピアニスト妻・梅田美奈を、江口は、自他ともに認めるお人好し夫・梅田信次を演じている。結婚10年だが、ある理由から二人の間に子どもはいない。しかし、ある日のこと、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子と出会い、二人は「特別養子縁組」によって自分たちの子どもにしようと決断し、“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月が描かれていく。

その第1話では、自宅でピアノ教室を開いている美奈(尾野)のもとに、新しい生徒が母親にとともにやってくる。だが、子どもの様子から音楽が好きではないと察した美奈は、「無理にやらせても上達しない」と、子どもの興味を引く特段の努力もせずあっさりとレッスンを終了。期待を裏切られた思いの母親は、「有名指揮者の娘だって聞いたから来たのに!」との捨て台詞を美奈に浴びせ、怒りもあらわに子どもを連れ帰ってしまう。反論せず、ただ頭を下げ親子を見送った美奈は、そのままトイレに駆け込み、便座を上げて「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」。こうやってうっぷんを吐き出すのが、誰も知らない美奈の日常だ。

その晩、美奈は帰宅した夫の信次(江口)から、近所でゴミ箱をあさるなど不審な生き物が出没するとの噂を聞かされる。変質者か、危険な動物か分からないというが、そんなことよりも今、美奈が案じなければいけないのは近々ある国際コンクールのことだ。10代の頃から夢見ているコンクールでの入賞。これまで49連敗で35歳を迎えてしまった美奈は、年齢制限のあるコンクールへの出場は今回が最後だと決めていた。そんな覚悟で美奈がピアノの練習をしている最中に、夫が言っていた不審な“もの”が自宅の庭に侵入する。恐る恐るその正体を確かめると、それは予想だにしなかった幼い男の子だった。

服も体も汚れ、無表情で何もしゃべらない男の子の素性は何一つ分からなかったが、その後、男の子は親から虐待を受けていたことが判明し、男の子は養護施設に入ることになる。それから数日後、その男の子が、どういうわけか再び梅田家の庭に姿を見せる。いまだ何も語らず、名前すら分からないという男の子が、二度も自分の家にやってきたことに運命めいたものを感じた夫は、密かに特別養子縁組について調べ始めるのだった……。

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