尾野真千子、脚本家・遊川和彦の“暴走”に困り顔

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尾野真千子江口洋介が11日、六本木・EXシアターにて行われたドラマ『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系列、7月14日スタート 毎週木曜 21:00~22:09 ※初回拡大)の制作発表記者会見に出席。脚本を手掛ける遊川和彦が暴走(!?)し、尾野と江口が思わず困り顔をする一幕があった。

この作品は、社会現象ともなった『家政婦のミタ』(日本テレビ系)をはじめ、多くの問題・話題作を世に送り出している遊川が脚本を手掛け、尾野は、挫折続きのピアニスト妻・梅田美奈を、江口は、自他ともに認めるお人好し夫・梅田信次を演じている。結婚10年だが、ある理由から二人の間に子どもはいない。しかし、ある日のこと、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子と出会い、二人は「特別養子縁組」によって自分たちの子どもにしようと決断し、“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月が描かれていく。

一般親子試写会の後に行われたこの会見。舞台上には、夏の雰囲気たっぷりの縁日風のセットが用意され、尾野、江口らキャストは浴衣姿で登場。この作品では、5歳の男の子との出会いを通じて、「はじめまして」という関係から「愛しています」と伝えるまでの物語を描いていることもあり、会見では、司会から「愛情の伝え方」について質問。尾野は「私は、話をします! 言葉で伝えるのが私のやり方……たぶん! 話すことが好きなので!」と回答。江口は「ハグじゃないですかね~(笑)。こういうことができるようになったら、もっと関係は潤滑になるんじゃないかな」と提案するも、実際には自身でもできていないことから「良い距離間を大事にすること!」と笑顔で答えていた。

そんな中、遊川が暴走。「愛情の伝え方は?」の質問に「バカになることで、だと思う」と切り出すと、その理由について遊川は「家の嫁は、僕のことを“カズにゃん”って呼ぶんですね。彼女は、おバカを演じて僕を和ませてくれている。これも愛の表現の1つ」と持論を展開。すると、他の例として「尾野真千子さんも、こう見えても普段はおバカな行動を沢山していまして、スタッフにも友達のように接しますし……。それをよく見ていると、自らバカを演じることで、主役として場を和ませている」と。続けて江口に対しては、「バカ正直なくらい一所懸命に演技している姿を見ると、改めて江口さんの素敵だと……」と矢継ぎ早に例えをあげていき、強いては他の登壇者も遊川の餌食に。

この日、出席していた速水もこみち、坂井真紀、余貴美子、藤竜也に対しても、「もこちゃん(速水もこみち)は、芝居の話をするよりも、料理の話をしている時の方が、活きいきしていますし、坂井さんはこう見えて、本当に“冷たい人”なんですけど(笑)、芝居になると芝居が好きでバカになれるわけですよ。余さんも、“いい人”に見えますけども、本当はとっても酷い人なんですが(笑)、いつも明るくニコニコしていますし、藤さんは、我々が何をしようが全部受け止めてくれる方で、今どきこういうジジイはなかなかいない!(笑)」と話尽くし、そんな暴走“遊川”に会場も爆笑だった。

会見の前に行われた試写では、第1話が上映。キャストも「この先どのようになっていくのかは、まだわからない。遊川さんの頭の中にしかない!」と今後の展開について気になっていたようだが、そんな湯川がどんな“愛の伝え方”を表現してくれるのか、期待が高まる。