栗山千明が悶々… 市原隼人と不倫ドラマ「どんな自分が飛び出すか分からない」

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“夫以外の男とのセックスは、どうしてこんなに楽しいのだろうか……”。そんなショッキングなキャッチコピーで話題となった林真理子の傑作不倫小説「不機嫌な果実」が、栗山千明を主演に迎え、4月からテレビ朝日系列にて同名の連続ドラマとして金曜ナイトドラマ枠(毎週金曜 23:15~ ※一部地域を除く)で蘇ることがわかった。

1996年に上梓し、その翌年にはドラマ化、映画化されたこの作品で栗山が演じるのは、結婚して5年になる32歳の人妻・水越麻也子。自分を女として見てくれない夫に不満を募らせた彼女は、つまらない日常と冷え切った心を満たしたくれる男を求め、悶々とする日々。そんな退屈な日々を送っていた麻也子だが、市原隼人演じる情熱的な音楽評論家・工藤通彦との出会いによって、突然変わってしまい……。この作品では、人妻と知りながらも激しく自分を求めてくる彼に心を奪われ、麻也子は禁断の恋へと溺れていく姿が描かれる。

栗山がテレビ朝日のドラマに出演するのは、今回と同じ金曜ナイトドラマ枠で放送された『熱海の捜査官』(2010)以来、6年ぶりだが、テレビ朝日で主演を飾るのは今回が初となる。これまで、クールな役からコミカルな役まで幅広い役を次々とこなし、若手女優の中で突出した人気を誇る栗山だが、ドロドロ恋愛劇に挑戦するのは初。栗山自身「今回は、かつて見たことのない栗山千明をお見せできるかと思います! というのも、女性ならではの揺れ動く心情を表現する役を演じるのは今回が初めてで、どんな自分が飛び出すか分からない」とコメント。また、出演が決まった際は「いつも以上に自分のハードルが上がって、大きなプレッシャーを感じていますが、未知の役どころを与えていただけて、本当にうれしいです」と述べており、「“禁断の愛”という言葉だけを聞くと、共感しづらい方もたくさんいらっしゃるはず。でも、そこも麻也子のピュアさで乗り越えられたらな、と思っています」と意気込みを見せている。

一方、テレビ朝日のドラマへの出演はスペシャルドラマ『天使の梯子』(2006)以来となる市原は、同局の連続ドラマには初出演で、栗山とは初共演。栗山に対し、「肌も白くて(笑)、妖艶で、凛としていて、背筋も伸びていて、品がある方。ふと見せる、すごく親近感のわくような笑顔も、とても素敵だなと思います」と印象を語っており、「これから約3カ月、一緒にお芝居を重ね、お互いを知りながら、どんどん深く物語の世界に入っていけたらな、と思っています」と。今回の役柄については「相手ときちんと向き合って物語を展開していく恋愛ドラマに出演するのは初めてですので、今回のオファーはとても意外で、先程も写真撮影をしながら、すごくドキドキしてしまって……。“こんな感じで、ドラマの撮影、大丈夫かな!?”と思ってしまいました」と笑顔で語り、「今回演じる通彦に関しても、現時点では本当にどうなるか分からないが、ただ、皆さんの目を釘付けにして、時間を止めてしまうような表現を模索していきたい」と前向きな姿勢を示した。また、原作の林真理子のコメントも到着。以下に紹介する。

[林真理子]約20年ぶりにドラマ化されて嬉しいです。普通の主婦があっけらかんとそれほど罪悪感もなしに不倫をすることに当時は物議を醸し出しましたが、今こそピッタリの作品です。

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