北川景子、結婚後初 向井理、沢村一樹らと“清張作品”に初挑戦

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今年、1月11日にDAIGOと結婚した北川景子が、今春放送のドラマスペシャル『黒い樹海』で、松本清張作品に初挑戦する。先日、ロケが行われた長野にて囲み会見が行われ、共演の向井理、沢村一樹らと出席し、北川は「今まで自分が挑戦してきた作品とは全然テイストも違う」という清張作品に対して「新しい挑戦になる」と目を輝かせた。

北川にとって、結婚後初のドラマとなる今作。時代を超えて読み継がれる国民的作家・松本清張の1960年に刊行された長編小説『黒い樹海』をドラマ化したもので、数ある清張作品の中でも“旅情ミステリー”の傑作と評されている。また、過去には、映画を含め5回に渡って映像化されており、テレビドラマはいずれも高視聴率を記録。今回は、北川を主演に迎え、サスペンスフルな原作の魅力はそのままに、設定を現代に置き換え、よりスリリングなストーリーに脚色されている。

北川が演じるのは、たったひとりの身内である姉・笠原信子(小池栄子)を不慮の事故で亡くした妹・笠原祥子。姉の死に疑惑を抱き、真相を求めて孤独な調査を開始するといった物語になっている。向井が演じるのは、祥子の調査に協力する新聞記者・吉井亮一。北川とは、映画『パラダイス・キス』(2011年)以来の共演だが、お互い顔を見合わせ「全然変わらないね」とコメント。そして、向井は「共演こそしていなかったけど、北川さんの作品をいろいろ拝見していたこともあって、あまり離れているって感じもしなかった」と語っている。

一方、北川と初共演の沢村が演じるのは、著名な小児科医・西脇満太郎。祥子の姉・信子の死に関与した可能性があり、“容疑者”のひとりになっている。妻がいながら女性たちと遊び歩き、祥子にも頻繁に誘いをかけるなど、文化人という表の顔からはうかがいしれない二面性のある男を演じている。北川は、そんな沢村に対し「沢村さんが一人いらっしゃるだけで、作品が重厚な感じになる。(今回の役に)本当にイメージ通りの方」と初共演での印象を語ると、沢村は「まだ現場で下ネタを話してないんで……(笑)。最終日を終えた時には、まったく印象が変わってくるかもしれないです(笑)」とジョークを飛ばし、すかさず北川も「これから……ですか?」と笑顔で応えていた。

東京都内のほか、長野県大町市などで撮影はすでに進められており、先日始まった大町市のロケでは、撮影タイミングに合わせたかのように今年一番の大雪が降り、辺り一面が美しい銀世界に。その一方で、時折、激しく雪が吹きつけたかと思いきや、急に明るい日差しが差し込んできたりと、撮影は極寒の中で、自然とのタイミングを計っての戦いに。また、長野での撮影ということもあり、北川は「お蕎麦など、長野名物の食べ物も楽しみ!」、向井は「美味しくてノドにもいい馬刺しを食べたい」、沢村は「温泉があってよかった! 早く宿に帰って(笑)、湯に浸かりたい」と、それぞれ撮影の合間の楽しみを糧にしつつ、引き続き極寒の長野で撮影に挑んでいる。

このほか、麻生祐未、室井滋、古田新太、鈴木浩介、山本未來、六平直政ら芸達者な俳優陣も出演しており、さらに清張作品に深みを与えていく。

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