YOSHIKI、ファンに感謝し“ドリフェス”で男泣き 「何十年も応援してくれているから」

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昨年、3日連続で国立代々木競技場第一体育館にて行われたテレビ朝日主催『~5th Anniversary~テレビ朝日ドリームフェスティバル2015』の模様が、1月30日(日)の17時からCSテレ朝チャンネル1で6時間一挙放送。X JAPANが大トリを飾った3日目から、彼らに最高のバトンを渡したキュウソネコカミのコメントが到着した。

ドリフェスの3日目は、キュウソネコカミが初登場。転換中の音合わせで「リハからガッツリやってもいいですかー!」と、ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)の声とともに“伝統芸能”の演奏をスタートさせた。キュウソのライブは初めという人も多い中、ヤマサキは「知らない人もついてこーい!」と“MEGA SHAKE IT !”“ファントムヴァイブレーション“でたたみかける。ヨコタ シンノスケ(Key/Vo))も「こんなでかいキャパでキュウソはライブを演ったことないんで」と興奮し、ヤマサキは「見て! 光る棒(客席のペンライト)! 応援されてる気持ちになる」と、かっこいい演奏から再び、会場を笑いで包んだ。

そして、ヤマサキは「このあと、どのアーティストより共感できる曲演ります。一部分だけ、今日の出演者の誰より響くフレーズ持ってきました」と、“DQNなりたい、40代で死にたい”を披露。花道に進んだヤマサキが、会場の間で、~ヤンキーこーわい~のコール&レスポンスを行い、その大合唱で代々木を揺らせた。ラストは“お願いシェンロン”で、ライブで恒例となっている<かめはめ波>を会場と壮大に交し合ったかと思うと、「aikoーーー! 昨日、誕生日おめでとう!」と段ボールで作られたのカブトムシをかぶったヤマサキが、aikoの“カブトムシ”を歌いながら、メンバーとともに花道へ進んで、会場を盛り上げた。

その後、1曲目を歌い終えたaiko。「歌いました歌は、本物の“カブトムシ”でございます。キュウソネコカミ、後で本気でしばきたいと思います!(笑)」と、キュウソのパフォーマンスを受けたMCで、会場を爆笑の渦に包んだ。その後、“夢見る隙間”“二人”で会場を惹き込むと「段ボールのカブトムシ、残像どんだけ残ってたと思う!?」と再び会場が笑いに包まれ、aikoは「キュウソのライブそこで見てたんよ。準備のために戻ったら、“aikoーーー! 誕生日おめでとう!”って聞こえて(笑)嬉しいわぁ。40歳一発目のライブです。初めての方も、そうでない方も心に残るように歌います。楽しんで帰ってください!」と、“合図”“三国駅”をしっとりと歌い上げた。また、aiko恒例のコール&レスポンスでは「男子! 女子! そうじゃない人!」、そして「We Are! X!」とXジャンプから“ボーイフレンド”に突入し、再び会場を熱気に包んだ。

次に、ピンクに染められた髪にティアラ、そして真っ赤なドレスという姿でステージに現われたのは椎名林檎。その圧倒的な存在感と妖艶なオーラに、ため息と拍手が広がり、“マヤカシ優男”“真夜中は純潔”“殺し屋危機一髪”を歌とステージ上のスクリーンに映し出される映像とで世界観を作り上げ会場を魅了させていく。終盤、マイクを拡声器に持ち替え“群青日和”(東京事変の楽曲)を歌いだすと大歓声が起こった。「今日はありがとう。またどこかでお会いしましょう」と、ラストの“NIPPON”でギターをかき鳴らしステージを去った。

そして、ドリフェスの大トリは、X JAPAN 。いまかいまかと、会場には「We Are! X!」のコールが沸き起こる。“MIRACLE”が流れ始めると、ステージ上のスクリーンにX JAPANの世界各国のライブ映像が映し出され、まずYOSHIKI(Dr/Piano)、そして順にメンバーがステージに登場し“JADE”でスタート。Toshl(Vo)の「会いたかったぜーーー! 代々木ーーー! お前たち、全身全霊で気合いれていけー!」というMCから“RUSTY NAIL”、そしてYOSHIKIのピアノとSUGIZO(Gt/Vn)のバイオリンイントロから、 Toshlの「紅だー!」の叫びで“KURENAI”と立て続けに代表曲が繰り広げられ会場が大歓声と熱気でいっぱいになった。20年ぶりの日本ツアーが始まる直前だったこともあり、YOSHIKIはツアーや、X JAPANのここまでの道のりに触れ、今日出演の全アーティスト名を挙げ「今日はいろんな素敵なアーティストが出演されています。いろんなファンのみなさんが集まっていると思います。みんなの好きなアーティストをこれからも思いっきり応援してあげてください。僕らがここに立てているのは、みんなが何十年も応援してくれているからです。感謝の意味を込めて次の曲を演奏したいと思います」と、“FOREVER LOVE”を届けた。YOSHIKIの目からは涙が溢れ、会場もその想いを受け止め聴き入っていた。 Toshlからは「ラストナンバー行くぜー! お前たち、演るときゃやれよー! 行けるかー! 行けるかー!」とXジャンプ、そして、「We Are?」「X 」のコール&レスポンスで、これぞX JAPAN というライブを見せつけた。

アンコールは名曲中の名曲“ENDLESS RAIN”。スクリーンにはHIDE(Gt)、TAIJI(B)が映る過去の映像が映し出され、涙を流すファンの姿も多く見られた。YOSHIKIがToshlをおんぶして駆け回ったり、ラストは花道にYOSHIKI、Toshl、PATA(Gt)、HEATH(B)、SUGIZO揃って手をつなぎ嬉しそうにジャンプで万歳をし会場に別れを告げ、ドリームフェスティバル全ての幕が下りた。

[キュウソネコカミのコメント]

――ドリフェスに参加してみての感想は?

[オカザワ カズマ(Gt)]お客さんがめっちゃ優しくて、俺らの時にもペンライトをめっちゃ光らせてくれていて、それがあったのでライブがすごく演りやすかったです。

[ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)]席ありの大きな会場で(普段はオールスタンディングがメインの会場でライブを演っているので)ライブを演ることは初めてだったので、すごく勉強になり貴重な経験になりました。

[ヨコタ シンノスケ(Key/Vo)]今日のようなビッグネームだらけのバンドの中で「何かやってやろう」と考えた時に、アイディアを出すと、ツアー中でばたばたしている中でもすぐに反応して、頑張りながらなんとか形にしてやろうというスタッフがいるのがキュウソチームです。このまま(バンドが)大きくなって、ドリフェスに再び呼んでもらった時に「あいつら今度は何するんだろう」ってわくわくさせられるように出来たらなと思います。

[ソゴウ タイスケ(Dr)]僕らのことを知らない人が多かったと思うんですが、僕らのやる振り付けや、コール&レスポンスなど必死についてきてくれてる感が伝わってきて、自分が想像していた以上に演りやすかったです。

[カワクボ タクロウ(Ba)]演奏をしていくにつれて、お客さんの顔が段々笑顔になってくれてぐいぐい前のめりにきてくれてるのが感じられて、インディーズからメジャーに喧嘩売ってるような時の頃を思い返して、新鮮で初心に返るような気持ちになりました。まだまだやなとも思ったし、俺らの今の精一杯はこれだぜ!というのを見せられたというのもあります。僕らにはあの、“カブトムシ”があったから頑張れました!(笑)

――注目ポイント&メッセージ

[カワクボ タクロウ(Ba)]僕らの表情ですね。ライブ中も、メンバーが緊張しているのがすごく伝わってきてましたが、徐々にお客さんと一緒に僕らの表情も変わっていくので、そこはDVDなどでは見られないところだと思います。そのアウェイ感を見てもらえたらと思います(笑)

[ソゴウ タイスケ(Dr)]今日やったパフォーマンスは、ほぼぶっつけ(本番)でやったんです。僕らのその周りをうかがっているような表情を見てほしいと思います。(笑)

[ヨコタ シンノスケ(Key/Vo)]このビッグネームの出演者の中で、「最近、耳にするキュウソネコカミって何なんだ?」「名前を知らないぞこいつら」という人たちが見て、「なんでこのそうそうたるメンツの中にキュウソネコカミが呼ばれたの?」とか、「これが若者に支持されているの?」とか、いろいろ感じてほしいなと。 僕たちは正統派じゃないなりにここまでやってきたので、放送を見て「キュウソって、もしかしてこういうところがすごいって思われてるのか?」というところを、頑張って見つけてほしい!(笑) 「なるほどなっ」て思われたい。

[ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)]

歌詞をテロップで出してほしい! ライブを初めて見る方には何を言ってるかわからないと思うので、意外と「わかるわかる!」っていうことを歌ってたんだなっていうことを、映像と歌詞で気づいてほしい。(スタッフへ向かって)できれば、歌詞を出してください!(笑)

[オカザワ カズマ(Gt)]「インディーズの頃からやってきていた“じゃあこうやってやろう!”ということをメジャーでやるとこうなりました」という代表例のようなライブだったと思います。(最終的にaikoさんをいじることになってしまいましたが) これが僕らの闘い方のひとつなので、そこを感じてもらえたらと思います。

■『~5th Anniversary~テレビ朝日ドリームフェスティバル2015』
【放送】1月30日(土) 17:00~23:00
【アーティスト】イベント時出演順 ※変更になる場合がございます

【出演】2015年11月21日(土)出演
ゲスの極み乙女。/KNOCK OUT MONKEY/[Alexandros]/MAN WITH A MISSION/9mm Parabellum Bullet/B'z

【出演】2015年11月22日(日)出演
back number/秦 基博/西野カナ/星野源/槇原敬之/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE

【出演】2015年11月23日(月・祝)出演
キュウソネコカミ/aiko/椎名林檎/X JAPAN

【チャンネル】テレ朝チャンネル1

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