トレエン斎藤が片思いし続けた美少女… 驚きの今が明らかに

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毎週土曜の深夜に放送中の『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系列、24:45~ ※一部地域を除く)が、1月20日(水)19時から2時間SPでゴールデン初放送が決定。記念すべき今回は、お笑い芸人・爆笑問題の田中裕二、M-1グランプリ王者・トレンディエンジェルの斎藤司、元女子バドミントン選手・小椋久美子、高校時代の同級生コンビ、アンジャッシュの児嶋一哉と渡部建、そして松本伊代の5組が登場する。

この番組は、出演者が事前に卒業アルバムを見ながら語ったエピソードをもとに、番組スタッフが“気になるあいつの今”を取材して、スタジオで本人に紹介。「誰に会いたいか?」などのリクエストは聞かないため、収録当日まで本人たちもVTRで誰が紹介されるか、まったく知らされていないといったドキュメンタリー要素も盛り込まれている。

ゴールデン初放送となる今回、放送を直前に控えた番組プロデューサーの芦田太郎氏を直撃。今回の見どころはもちろん、この番組がスタートしたきっかけや制作の裏側、また芦田プロデューサーが聞き出した、“あの人のスクープ”ネタについてお話いただいた。この様子は、前編・後編に分けて紹介する。

<後編>
――“あいつ”の取材を進める際、決めていることってありますか?

この番組は、できるだけドキュメンタリーとして放送しようというのを一番に考えています。普通、取材の際に“暴露エピソードとかありますか?”って聞いたりするかもしれませんが、この番組では、あくまでも芸能人から出てきた思い出話から質問をスタートしていくことを心がけています。暴露話を聞きたいわけでは無く、記憶違いがこの番組の醍醐味の一つでもあります。人はやっぱり自分の都合の良いように記憶を書き換えたりしているので・・・

――“卒アル”を見ながらの打ち合わせはどんな感じ?

最初は、どんな学生だったんですか? とか、アイドリングトークをするような感じです。今回のスペシャルでご出演くださった小椋さんの場合は、小・中・高の卒業アルバムを持ってきて下さいまして、それ見ながら、一人ずつどんな人だったのかを教えてもらいながらお話を伺いました。すると「この子とこの子が好きだった」とか「この子はこうで……」とか、思い出しながら、どんどんテンションが上がっていくんです。僕らはそれを聞いているだけです。また、卒業アルバムをみている様子はオンエアでも流しますと事前に説明はしているのですが、凄くリラックスされて、あまりテレビでは見せない顔を見せていますね。卒業アルバムをみているとスイッチが切り替わってしまうのでしょうね(笑)。

――取材から放送まで、実際どのくらいかかるのですか?

全部終わるまで最低でも2~3週間はかかります。なので、オンエアを逆算して、1ヶ月前くらいに打ち合わせをしないと間に合わないといった感じです。

――ご本人はスタジオで初めてVTRをご覧になるんですよね?

はい。スタジオで流す前に、スタッフでプレビューはします。その時は、まだタレントさんがどんな反応しているかの絵が無い状態なので、番組としての面白さは半分。演者さんのリアルな反応があって初めて完成されます。ですので、僕らも演者さんのテンションがあがるように計算しながら、ディレクターがいかにインタビューしてくるかが勝負になるわけです。例えば、今回スペシャルに出ていただいた小椋さんですと、第三者から見たら全く興味が無い情報やエピソードでも、小椋さんがリアクションしそうなことを逆算しながら取材してきます。それで、実際にVTRをご覧頂いて、泣いて下さったり、笑ってくださったりしますと、スタッフ一同で“やった!!”ってなりますね(笑)。

――“これは良く聞き出した!”という回は?

優木まおみさん回です。中学時代、彼女は、いきなり女子グループに冷たくされたということがあったらしく、記憶の中では、教室で泣いている時、三枚目キャラの同級生の男子が、「泣くなよ。お前にはオレがいるじゃないか」って冗談っぽく話かけてきてくれて、それで笑えて気持ちが楽になったと話してくださったんですね。でも実は、その彼に取材してみると、優木さんのことが好きで、あれは慰めの言葉ではなく告白だったとVTRを通じて、初めて彼の本当の気持ちを知るという。優木さんは、「もっとわかりやすく告白してよ!」って仰っていましたが、非常にわかりやすい構図だったなと思いますね。

――今回2時間SPに5組がご出演! 収録を振り返って……

爆笑問題の田中さんは、35年前のことを細かく覚えているくらい記憶力が凄くある方。今回、学年一の瞬足の子を取材させていただいたのですが、どんなフォームで走っていたとか、こういう表情をして走っていたとかまで覚えていて驚きました。また、メインのエピソードとは別になりますが、田中さんが「妹が双子だったような気がした」とポロっと言っていたりとか…。番組としては、こういう普通なら編集で落としそうな「一見どうでも良い記憶」を大事にオンエアしています。オンエアではそのエピソードを聞いた同級生のリアクション、記憶の真偽をお楽しみに。

――トレンディエンジェル・斎藤さんは?

芸人の方はやはり面白いことをいわないという使命感を持っているので、そうではなく、あったこと、記憶にとどまっていることを出来るだけリラックスしてそのまま話してもらおうと心がけています。そこで自然と中学3年間片思いし続けた美少女の話などをしてくださって、その方の驚きの今がスタジオで明らかになります。当時めちゃくちゃマセていた美少女の意外な今に、良いリアクションをしてます!でも毎回、記憶を呼び戻すのには誰しも時間がかかるので最低でも1時間くらいじっくりと打ち合わせをするのですが、いかに素になってもらって引き出すかが大事になってきます。

――今回のスペシャル、ズバリ手応えは?

毎回、同級生という括りで行っているので、同じような内容になるのでは? と思われることもありますが、そこは自信を持って「違う」と言えます。今回のスペシャルでは、“オグシオ”の小椋さんが一番若くて32歳。田中さんと松本伊代さんが50代だったりします。なので、元オリンピック選手や芸人さん、トップアイドルまで幅広い同級生の人生模様、そおして、それぞれの年代で、“こういう人、自分の学校にもいたなぁ~”といった“同級生あるある”が抱負に揃っています。自分も卒業アルバムを開いてみようかなという気持ちになる番組になっていると思いますので、気軽に楽しんでいただきたいと思います。

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