草なぎ剛主演『スペシャリスト』 初回17.1%で好発進

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草なぎ剛が主演するドラマ『スペシャリスト』(テレビ朝日系列 毎週木曜 21:00~)が、14日(木)に15分の拡大でスタート。その初回の平均視聴率が、17.1%であったことがわかった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

この日、草なぎは、コラボ企画として、沢口靖子主演のドラマ『科捜研の女』(毎週木曜、20:00~)第8話に『スペシャリスト』の主人公・宅間善人役でゲスト出演しており、放送前から注目が集まっていた。『科捜研の女』は、昨年の10月から2クール放送で、年始にスペシャルが放送されたが、レギュラー放送はこれが今年初。草なぎとのコラボもあり、平均視聴率は12.0%であった。

『スペシャリスト』は、土曜ワイド劇場特別企画として2013年5月18日に初めて放送されて好評を博し、以降も同企画で2014年3月8日、2015年2月28日、12月12日とこれまで4回のスペシャルが放送された。連続ドラマとしてスタートする今回は、舞台を京都から東京に移し、夏菜と和田正人が新レギュラーに加わって展開。

初回は、宅間が、なぜか東京刑務所に収監。京都府警在職中に殺人未遂罪で滋賀中央刑務所に入れられて以来、二度目の刑務所生活だ。一度目は冤罪であることが判明し、出所となったが……。事の始まりは10ヶ月前に遡る。京都府警『特別捜査係』の解散とともに警視庁にやってきた宅間。同時に、名前さえ付いていない“ある部署”に配属されることに。「ボーダーレス化する凶悪犯罪に対応するため、縦割りの組織を越えて円滑に捜査、情報収集、分析をするチーム」という名目のその部署は、あらゆる犯罪データを記憶しているという宅間の能力を最大限に活かすための部署。そして発足後まもなく、刑事部総務課から我妻真里亜(夏菜)という女性刑事が転属してくる。

京都府警の『特別捜査係』で数々の難事件を解決に導いてきた宅間の経歴に、明らかに不信感を抱く真里亜。そんな真里亜の戸惑いをよそに、この新設部署の生みの親である滝道博喜(吹越満)に命じられ、宅間と真里亜は名門家で起きた小説家刺殺事件の捜査に乗り出すことに。内側から鍵がかけられた部屋で首を吊って自殺を図った新宮司直兎(金藤洋司)の背中にはナイフが! 自殺なのか他殺なのか、一見すると判然としない状況だったが、宅間は現場に到着するやいなや、“密室”“見立て”“ダイイングメッセージ”など、ミステリーの定番ネタとも言えるトリックを次々と見破っていく……、という内容だった。

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