大泉洋「この番組は辞めたい!」全国放送決定に嘆き!?

公開: 更新:

大泉洋、安田顕、戸次重幸らが所属する演劇5人組ユニット「チームナックス」。彼らが唯一総出演する北海道ローカル番組『ハナタレナックス』が、2月7日(日)の13時55分からテレビ朝日系列24局全国ネットで放送。これに先駆け12日、都内スタジオにて制作会見が行われ、メンバー5人が揃って出席。全国放送決定に対し、喜びの声が出ると思いきや、メンバーからは“嘆き”の声が……。

この日、都内でロケを行っていた5人。会見には、胸に「東京旅行」と書かれた揃いのTシャツを着て登場した。番組プロデューサーから、事前に「全国放送の会見がある」としか知らされていなかったようで、予想以上の記者の多さに「本当に(マスコミ)業界の方々? ハナタレナックスのために?」とメンバー全員がきょとん顔。大泉も「必至に友達を集めたんだろう?」と司会をいじりながら、笑いを誘った。

2度目の全国放送となる今回は、『ハナタレナックスEX(特別編)チームナックスがゆく北海道ドライブツアー~札幌&十勝でおもしろ看板探しの旅~』と題し、メンバーが住み慣れた札幌、そして雄大な景色が広がる十勝を舞台に、“おもしろ看板”を探しに行く旅に出かける。

今回のロケを振り返り、リーダーの森崎博之は「20年前から5人でやらせていただいているチームナックスは、30人くらいから成る大学の演劇サークルから派生したユニット。今回は、札幌と十勝を車で動いていますが、大学の頃にやっていたようなことを、40歳を過ぎてもやっているという幸せな番組です。この番組が放送されて13年になりますが、私たちは全国放送がしたいなんて一度も思ったこともはありません。こんなに注目をいただいているとは思ってもいなかったので、もっとちゃんとやっておけば良かったと後悔しています。これは大変迷惑なこと」と発言。

安田も「5人集まるとつい醜態をさらしてしまう番組でございます。20年前と変わらず、キャッキャッと遊んでいる姿……。出来ることなら見ていただきたくない」とネガティブキャンペーンを続けたが、最後は“喜びの言葉”で締めたいと、マイクをおしりに近づけ、渾身の一発をお見舞いし、会場を沸かせた。

これに対し、戸次は「以上、佃製作所の山崎さんからの言葉でした」と、共演した『下町ロケット』(TBS系列、2015年10月クール)を絡めて挨拶すると、再び「リーダーも言っていましたが、全国放送は不本意。普段、東京では俳優として活躍させていただいておりますが、イメージが非常に大事な仕事。この『ハナタレナックス』をご覧頂くことによって、東京で猫をかぶっていることがバレてしまう(笑)……。今回、全国放送されるのはもう決定してしまったことなので諦めましたが、決して録画はしないでください」と後ろ向きにアピール。

この流れに、大泉も「どうして『ハナタレナックス』を僕たちが宣伝しないといけないのですか? これを全国でとひとことでも言いましたか? 決して放送して欲しくないと言っていたのに、お正月に前回(全国放送第1弾)のも再放送して……」と、笑いを堪えた様子で続け、「うちのリーダーが、熱い銭湯に入らされ、あられもない姿をさらしました。それから北海道では、まるで熱湯芸人のように扱われ……。私だって、全身タイツを着せられて、自分の体で数字を表現し、カレンダーを撮らされたこともありました。2という数字を表すために、メンバーの股間に顔を埋めて……、あれは酷い企画でした。全員でおならをして、ベートーベンの運命を奏でろと言われたことも。もう、この番組は辞めたいんです! この番組が始まってからずっと、スタッフとは平行線が続いています」と不満を連発!?

メンバーが、ネガティブ発言連発でおちゃらける中、音尾琢真は「この5人が、チームナックスとして20年間ほど一緒にやってきた、その全てが人間観察をして見ることができるのではないでしょうか。5人で番組にでることもありますが、この番組では、3人、2人という組み合わせもいろいろ換えて、車内でトークをしたりもしています。その様子もまた、20年間培った不思議な人間関係がにじみ出ていますので、みなさんにじっくりと楽しんでいただきたい」と、真面目に見どころをアピールした。

また、プロデューサーの杉山順一からは、「今日は、午前中から都内でロケをしていました。記者会見があるということだけは、メンバーの耳に入れさせていただいておりましたが、状況が全くわからないまま、会見会場に入ってくることになり、登場のタイミングもずれてしまいましたが(笑)……。実は、『ハナタレナックス』という番組は、その辺りも踏まえ、非常に“ゆるい”空気の中と、このチームナックスという5人のたぐいまれな才能とセンスとが絡み合って、今年で13年間、北海道で続いてきた番組です。昨年、最初で最後のつもりで全国放送を1本作ってみたところ、予想以上に好評いただきまして、若干調子に乗って2本目を制作させていただきました。他の番組では見たことがない空気感みたいなものが、全国のみなさんの“癒やし”になるのではと自信を思っております」とコメントしている。

PICK UP