日野聡「ダンスで家族がひとつに」アニメ『ブレイブビーツ』の魅力を語る

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魅力的なダンスヒーロー&ヒロインが、超絶(スーパー)ダンスで地球のピンチを救うアニメ『ブレイブビーツ』(メ~テレ制作/テレビ朝日系列 全国ネット、毎週日曜 7:00~)。第7話(11月29日放送)から新キャラクターも加わり、そのCV(キャラクターボイス)を担当する日野聡さんを直撃。キャラクターについて、そして作品の魅力について存分に語っていただきました。

この作品は、主人公の風車響(CV:高橋めぐる)が、学校帰りに小さなロボット・ブレイキン(CV:櫻井トオル)と出会ったところから物語が始まる。異次元ダンスワールドのダンサーであるブレイキンは、王位を賭けてダンス王に挑むも失敗。ダンスパワーの源「ダンストーン」を奪われ、人間界へと飛ばされてしまう。再び力を取り戻すためには、地球に散らばった「ダンストーン」を全て集めなければならない。しかし、そのころ人間界では「ダンストーン」が響の友人に取り憑き、暴走する事件が勃発しており、ブレイキンは、響の体と合体してダンスヒーローに変身し、超絶ダンスで人間界のピンチを救うことに。この一件からブレイキンは、響の家に居候し始めるが、「ダンストーン」を狙う悪者コンビや謎の青年などが次々に現れるようになり……。

第7話から登場する新キャラクターのひとり、鐘山・チャーリー・翼(CV:山岡ゆり)は鐘山グループの御曹司で、小学4年生ながら社長を任されているスーパー若社長だ。可愛らしい外見とは裏腹に、ビジネスに関してはやり手のちゃっかり者。両親は忙しく世界中を飛び回っているため、身の周りの世話は執事のアウル(CV:横島亘)が行っている。そんな翼とアウルが変身して現れるのが、日野さんが演じるエアビートというキャラクターだ。

エアビートは、かつては翼が社長の重責から逃れ、自由を楽しむ時だけ変身していた姿だが、響や天宮琴音(CV:古城門志帆)と出会ったことで、初めてチームで踊ることになる。主なダンスジャンルはビバップで、ステップや高速スピンが得意なキャラクターだ。

――エアビートはどんなキャラクターですか?

日野:鐘山・チャーリー・翼くんが変身した姿です。もともとは翼君が単独で変身して自由を楽しむために踊っていたのですが、途中からフラッシュビートとウィンクビートとともに“ブレイブビーツ”というチームを結成しました。変身後のエアビートというのは、その中でもどちらかというと参謀とか、知的でクールな役どころになります。

――演じる上で前もって準備されたことなどはありますか?

日野:キャラクターの絵をいただいてからイメージをいろいろと膨らませていきました。そして、監督からエアビートは、“ブレイブビーツ”のメンバーの中でも知的でクールな感じで演じてもらいたいということでしたので、初登場の時はそれをとにかく意識して、ヒーロー要素を強めに出して演じさせていただきました。その次からは、本体である翼君が登場するので、翼君の“子どもらしさ”っていうのを取り入れていこうと、初登場の時より少しセリフのニュアンスを翼くん寄りにしていったところはあります。

――具体的にはどのようにされたのですか?

日野:エアビートに変身した時は、社長というよりもヒーローってところに重きを置いて演じていますが、中身は小学4年生ですので、何か考えてもいないハプニングが起きたりした時は、小学校4年生なりの驚き方とか慌て方っていうのがあると思うので、それをヒーローとして戦っているエアビートの中に盛り込んでみたりといった感じで演じたりしてみました。

――エアビートもそうですが、キャラクターのダンスクオリティがとても高いですね

日野:そうなんです。実際にプロのダンサーさんがモーションキャプチャーという技術を使って、実際に踊っているのに合わせて絵を作ってくださっていますので、非常に動きにリアリティがありますね。

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