キュウソ、忘れと“試練のTAIMANツアー2015”で対バン「とても熱い内容になった」

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11月にEXシアターで行われたキュウソネコカミの「試練のTAIMANツアー 2015」。東京4カ所目の開催となったこのツアーで、キュウソネコカミは、忘れらんねえよと対バンしており、この模様が、1月10日(日)放送の『EXシアターTV Live』(テレ朝チャンネル1、毎週日曜22:00~ ※隔週新作)で独占放送されることがわかった。

毎回選りすぐりの曲をフルの尺(原則)で定期的に放送しているこの番組。新年一発目は「キュウソネコカミ×忘れらんねえよ」の対バンLIVEを放送。この対バンは、全国約30カ所に及んだキュウソネコカミ「試練のTAIMANツアー2015」より4箇所目の東京で、盟友“忘れらんねえよ”との、愛情、笑い、熱、そしてリスペクトに溢れた2マンライブとなった。

LIVEでは、忘れらんねえよが先行。暗転するフロアの後ろから、柴田隆浩(Vo/Gt)が、「フロアの後ろからぁー、失礼しますー。忘れらんねえよの柴田です。今、たまたま思いついたんだけど、お客さんの上歩いてステージに行きたいと思います。集まれー!」と観客の上からステージに到着。「オリジナリティ溢れるやつ考えてみました」とまさかの“お願いシェンロン”(=キュウソネコカミの人気楽曲)で大爆笑のコール&レスポンスから1曲目“この街には君がいない”でTAIMANライブの幕をあけた。

柴田は「俺は今、めちゃくちゃテンションが高い! なぜなら大好きなキュウソネコカミとの2マン、そしてお前らーーー、おべっかじゃねーぞ、まじでのりがいい最高だーー! もっとあげてくんでよろしくー」とシャウトし、“バンドやろうぜ”“北極星”を続けて披露。後半戦では、“バカバッカ”を歌い上げ、再び人の波の上を最大限に活用したパフォーマンスで盛り上げた。その後も、柴田が「何回言ってもいいぐらい、あんたら最高!」と熱い思いを観客に伝えながら、残り3曲“犬にしてくれ”“この高鳴りをなんと呼ぶ”、そしてラストに“忘れらんねえよ”を演奏。その途中、柴田が「携帯をサイリウムみたいに振ってみようか!」と会場に呼びかけると、フロアも「忘れらんねぇよベイベー、からっぽの頭から生れてく音楽」の大合唱とともに光が揺れ、愛情に満ち溢れた圧巻の熱いライブが終了した。

続けて、“MEGA SHAKE IT !”で後攻のキュウソネコカミのライブがスタート。忘れらんねえよのライブでさらにエネルギーを得たように、フロアの勢いは増し一気に爆発。2曲目は一転して、ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)が「いつか本当のお父さんになってこの曲を歌いたいです」と“泣くな親父”、そして“伝統芸能”を立て続けに披露した。そして、ヤマサキは「柴田このやろーーーーーーー、あいつ『Mステ』って言うてるが、あいつの曲テレビでめっちゃ流れてるやん。“マイナビバイトの歌”、めっちゃええやん。あいつら『Mステ』出たらええよ。でも出るんやったら絶対“サンキューSEX”って言えよ。言わんかったら俺まじファン辞めるわ(笑)」と言い放つも、「とてもかっこいいし、心にくる曲をたくさん持ってる。そして、これだけ向かってきてくれるその姿勢、俺は忘れらんねえよが大好きです」を熱く語っていた。その後、“DQNなりたい、40代で死にたい。”を披露して完全なお祭り会場と化し、たたみ掛けるように“KMDT25”“ハッピーポンコツ”で踊り続けたまま本編が終了し、アンコールへ。

キュウソネコカミのヨコタシンノスケ(Key/Vo)の「アンコールありがとうございます! サンキューSEX」の挨拶があると、ヤマサキが「アンコールは感謝しかないので、魔法をかけて終わりたい。みんな心の中に叶えたい願いや夢を思い浮かべてこの曲を聴いてください。結局のところ、この曲を聴いて踏み出すのは、あなたの足です」と“お願いシェンロン”でスタート。「かーめーはーめーはーー!」と全員の力強い腕がステージへ向けられ、「思いやりとマナーをもってお楽しみください。僕らも細心の注意を払ってパフォーマンスします」と開始。忘れらんねえよの“ばかもののすべて”がテーマソングになった<コンテスト>にちなんだパフォーマンスも繰り広げられたりと、これでもかと怒涛のエンタテイメントを放った。

ヤマサキは「今日は俺たちのバカにつきあってくれてありがとう。バンドってずっとうまくいくわけじゃないねん。だからバンドが活動をしている間に、好きなバンドに会いに行くように。忘れらんねえよもいろいろあったけど、あの人らは活動を全然止めない。だから見に行こう。キュウソネコカミだっていつ止まるかわからない。あなたたちには好きなバンドを応援してあげてくれって言いたい。だからキュウソネコカミの“ブルース”を聴いてくれ」とフロアの中でファンに一番近いまま、歌い上げ、「好きになってくれてありがとう!」のヤマサキの叫びから“ビビった”でTAIMANライブが幕を閉じた。また、LIVE直後に彼らのコメントも到着。以下に紹介する。

~忘れらんねえよ[柴田隆浩]~

――“キュウソネコカミ”との対バンLIVEを終えた感想を!

キュウソとの対バンはやりあいですよね(笑)。普通の2マンとは違う、特別な何かなんですよね。だから、ぎりぎりまで何をやるか考えます。今日も楽屋でぎりぎりまでLIVEのオープニング用の作業をしてました。それをやりたくなっちゃうんですよね。キュウソが2マンに懸けてる想いっていうのは、はんぱじゃないから。それに呼応するように、俺らも中途半端なことをしたらキュウソに失礼だしおもしろくなくなるし、キュウソのお客さんもがっかりするから。LIVEを演ったうえで思うのは、「俺、キュウソ好きなんだな。好きなんだなこれは」って。

――今日のライブの注目ポイントは?

“歌と言葉”を特に聴いてもらえると嬉しいですね。僕らいろんなパフォーマンスもやりますし、音もめっちゃこだわって作っていますが、それは何のためかというと歌を聴かせるためなんですね。セットリストの最初は思いっきりはっちゃけて笑かせて、最後の3曲は、もう、きちっと演る。最後の3曲のために演っているっていっても過言ではないぐらいです。なので、“歌と言葉”を聴いてほしいですね。

~キュウソネコカミ~

――“忘れらんねえよ”との対バンLIVEを終えた感想を!

[カワクボ タクロウ(Ba)]
“忘れらんねえよ”とは腐れ縁というか、“忘れらんねえよ”の変化をずっと見てきたので、この1年間、柴田さんは34歳になったその目で何を見てきたんだろうって思うぐらいライブがすごくよくなっていて、衝撃を受けました。ツアーにも(今日は4本目ということで)慣れてきた気分もあったのですが、改めて気合をいれな対マンにならんなって、相手に失礼になるな、って、そんぐらい良かったです! “忘れらんねえよ”とは、ずっと対マンはっていけるような関係がいいですね。

[オカザワ カズマ(Gt)]
今日はツアー4本目なんですが、お客さんを見ていて、段々「こういう風にやってやろう」というか「こう楽しんだらいいんだな」っていうライブの楽しみ方がわかってきてくれている感じ、「曲をいっぱい聴いてくれているんだな」っていうのが伝わってきて嬉しかった。

[ソゴウ タイスケ(Dr)]
東京は実は先輩のバンドと対バンする予定だったんですが、ダメになってしまって(笑)。じゃあ、同世代のバンドで、俺らが対バンして刺激を受けられる強敵と言えば、“忘れらんねえよ”しかいないな、と。そんなわけで誘いが遅くなってしまったのにも関わらず、対バンを快く引き受けてくれました(笑)。実際、今日の“忘れらんねえよ”のライブの強さが半端なくすごくて、俺らも引き締まったというか、頑張らなっていう気持ちになりました。

[ヨコタ シンノスケ(Key/Vo)]
僕らの今回のツアーは“TAIMANツアー”ということで、相手が強い中なんとかやっていこう、新譜を出したので新譜もやっていこうという感じです。今日はいろんな要素のライブを演ってみたかったんです。僕らの場合だと「おもしろい! 見ていて次は何やってくれるんだろう?」という部分が良いと言ってもらえているのでそこを残しつつ、かっこいい(え?嘘!? こんなにかっこよかったっけ!?)感じだったり、エモい(ちょっと感動するような、ちょっとぐっときちゃったかもなぐらいな)感じとか、色々な要素を演ってみたかったんです。それを“忘れらんねえよ”は出来る限り最大に出せる相手で、とても熱い内容になったなと思います。

[ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)]
“忘れらんねえよ”は、今いちばん対バンしたくない相手です。昔から見ているんですが、“忘れらんねえよ”は“キュウソ”と対バンするとめっちゃ成長するんですよ。今年の夏フェスで“忘れらんねえよ”のライブを数か月ぶりに見たときに、そのライブがめっちゃ強いんですよ。ちょっと前の俺の恰好をもろパクリもしていて(笑)。今日も“忘れらんねえよ”(の柴田さん)がお客さんの上を行くパフォーマンスも増えていて、「え? ビール買いにいってる」って。俺が考えていたスマホで光を出して振るっていうパフォーマンスも「うわっ! 先にやられている……!」っていう(笑)。お客さんを楽しませる、エンターテイメントを考えるフロントマンどうし、バンドマンどうしだったので、今日の対マンは胃が痛かったですね。だから、今日は特殊なことをしようって、今日はやばいぞって、鳥人間も3週間ぐらい前からかなり準備していたんです。対マンツアーの中で一番最後に決まったぐらいの対バン相手だったんですが、“キュウソネコカミ”一番びびってましたね。“忘れらんねえよ”は素晴らしいLIVEをしてくれて、僕たちもまた成長しました。

――今日のライブの見どころを!

[ヨコタ]
いろんなことをやっているので、どこを見てもらっても楽しいと思います。セイヤがいろんなことをしているし、人の上であんなことをするやついないし(笑)、ステージの上では俺らも「こんなに動いてるの?」っていうぐらい動いてたりするんで、全部を見て楽しんでください!

■『EXシアターTV Live』Vol.35 キュウソネコカミ×忘れらんねえよ
【出演】キュウソネコカミ、忘れらんねえよ ※五十音順
【放送】1月10日(日)22:00~23:00(初回)
    1月17日(日)22:00~23:00(リピート)

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