男女サッカー日本代表が集結 木梨JAPANとキックベースで対戦

公開: 更新:

1月2日(土)18時30分から5時間にわたって放送される『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系列)のサッカー対決で、新企画キックベース初登場することがわかった。

帝京高校サッカー部出身の木梨憲武が、毎回強豪を迎え撃つサッカー対決。2016年はキックベースでの対戦で、サッカー日本代表メンバーと横浜スタジアムで戦う。さらに今回は、サッカーだけでなくプロ野球、ハンドボール、ラグビーと様々なジャンルから一流選手が集まっての異色対決が実現。出場メンバーは、サッカー日本代表から宇佐美貴史(G大阪)、槙野智章、柏木陽介(ともに浦和)、永井謙佑(名古屋)。さらには岩清水梓、有吉佐織、田中美南のなでしこジャパンの3名が参戦し、初めて男女日本代表が一堂に会した豪華なメンバーとなった。

そんなチームの監督を務めるのが、かつてヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ1969)の監督としてJリーグ初代王者に導いた松木安太郎。男女混合日本代表チーム=松木JAPANが木梨JAPANに挑戦状を叩きつけた。迎え撃つ木梨JAPANのメンバーは、木梨のほかゴン中山こと中山雅史、現役Jリーガーの遠藤保仁、今野泰幸(ともにG大阪)、3年連続J1得点王に輝いた大久保嘉人(川崎)だ。

今回の対決が、キックベースということでハンドボールから宮崎大輔(大崎電気)、ラグビーから先のワールドカップにも出場した松島幸太朗(サントリー)、プロ野球から松井稼頭央(楽天)も参戦。キック力、走塁、送球、守備などでの強力助っ人として木梨JAPANをバックアップする。

ルールは、ランナーにボールを当てればアウト、ランナーはリード、盗塁はなし、バントなどのチョロキックは指定エリアを超えないと一発アウトなど基本的なキックベースを踏襲。ただし、センターバックスクリーンの位置にラグビーゴールを設置し、そのラグビーゴールの上を超えた本塁打は2ランホームランにカウント、特設フェンスの一部にOUTゾーンが設けられており、ボールが当たったら即アウト、といった独自のルールも導入されている。

槙野は「いい画が撮れるよう頑張ります」、宇佐美は「前回のスカイPKで100万円をいただきましたが、今回もいいところをもっていきたい」、50m5秒8で走る永井は「ランニングホームランを狙いたい」と、それぞれが頼もしいコメントを披露。一方、木梨JAPANの今野は「キックベースは小さいころによくやっていました。自信あります」と強気の発言。そんなサッカー選手に対して元メジャーリーガー松井は「不安です」と野球よりも大きなボールに戸惑いを隠せず、世界の舞台で活躍したラグビー松島も「キックベースは小学校のころからやっていません。初めての『スポーツ王』で緊張しています」と、まだまだ初々しいコメントを。

そんな中、誰よりも元気だったのは松木監督。「僕は(監督の)オファー待ちの人間だから。いつもは解説でしょ? それが監督をやってくれと言われたんだから、二つ返事でOKしましたよ。今日はハリル、佐々木両監督よりも選手たちのいいところを引き出しますよ」と監督気分を満喫していた。

試合は、どこか童心に帰ったような形でプレーが始まったものの、マウンドの木梨が第一球を投じた瞬間、状況は一変。サッカー選手はもとより、それぞれの世界の超一流選手たちが蹴って、走って、飛んで、持ち前の高い身体能力で“魅せる”キックベースを演出した。日本代表選手が集結した松木JAPANが持ち前のキック力を駆使した攻撃と、巧みなパスによる固い守備で木梨JAPANを手玉にとるのか。それとも遠藤、今野、大久保のサッカーに野球、ラグビー、ハンドボールのテクニックと試合勘を混合させた木梨JAPANが、超一流サッカー軍団を翻弄するのか?

そして、最終回は特別イニング。各チーム5球ずつラグビーゴールを狙う特別ルールを採用。1本決めれば2点(女子選手は3点)、外せば0点となるだけに、キックベースで負けていても大逆転のチャンスとなる「五郎丸チャレンジ」。サッカー選手はサッカーボール、ラグビー選手はラグビーボールを蹴るが、ここで木梨JAPANは助っ人としてラグビー日本代表の真壁伸弥、サモア代表のトゥシ・ピシ(ともにサントリー)を呼び込む。予想を超えた大接戦となった初の「キックベース対決」。記念すべき初勝利を手にするのは木梨JAPANか、それとも松木JAPANか!? 今回の対戦を振り返り、各出場者からコメントが到着。以下に紹介。

[木梨憲武]真剣に遊んだらスゲー疲れちゃった(笑)。最初はみんな手探りでしたが、宮崎君も松井君もサッカー選手たちもどんなスポーツをやらせても高い身体能力でコツをあっという間につかんでいく。そのスピードがすごかったですね。僕もピッチャーをやって、スピードのあるバウンドのボールの方が合わせづらいとか、ただゆっくり投げたら打たれるとか、コツが中盤ぐらいから少しずつわかってきました。サッカー選手たちは、キックの送球を練習していました。トラップしたら間に合わないとか。そのファインプレーにもご注目です。ゴンちゃんの走りのスピードは現役時代のスピードでした。素晴らしいですね。ゴンちゃんならではの大ファインプレーを見せてくれました。サッカー選手がサッカーの対決をするのは当たり前ですから、違うスポーツに挑戦しても彼らは日本代表になれるだけの技術を持っている。そんな選手たちの技術の高さを見られるお正月番組、エンターテインメントショーを作っていきたいです。松井君がキックベースに来てくれたように、例えば、プロゴルファーの池田勇太君が最後に五郎丸で打ちに来てくれてもいいわけですから。ただ、五郎丸君のポーズは五郎丸君のルーティン。他の選手にやらせてはいけないんだ、ということは今日でよくわかりました(笑)。

[松木安太郎]今回のキックベース対決は最高に面白かったですね。選手の皆さんも最初は戸惑いもあったようですが、さすがトップアスリート。蹴るのも捕るのも上手かったですね。松木ジャパンではグラウンドに抗議に出ていく場面もありましたが、久しぶりに監督らしい仕事もさせてもらいました。率いる方としてはいい選手ばかりだったので楽でしたね(笑)見ているだけでよかったです。松木ジャパンも素晴らしかったし相手チームも素晴らしかった。トップアスリートの真剣なプレーを楽しんでほしいですね。

[槙野智章]今日は本当に結果を出そうと頑張りました。チームとして勝って、なおかつ個人賞もとれれば、と。パワーが僕の持ち味ですから、今日は得意な部分がお見せできて良かったと思っています。このグラウンドの距離感だったら自信もありました。キックベースという競技でしたが、それぞれがサッカー選手としての良さを存分に出してくれていると思います。テクニック、走力、パワー、そういう一人一人の強みをキックベースの中でも出していますので、ぜひ期待して欲しいと思います。

[宇佐美貴史]今日は楽しかったです。キックベースは小学生のころにやったことがありますが、本当に楽しみながらやらせてもらいました。僕はパワーではなく、コースを狙って蹴りました。(パワーの槙野とは)また違う感じでやろうと思ったので。打順も1番、先頭打者でしたから。今日は両チームとも団結して、一体となってキックベースに取り組んでいたと思います。そういうところもみどころですね。

[柏木陽介]今日は僕は見せ場はなしということで(笑)。でも、楽しくやらせていただきましたし、またやりたいです。みんなが楽しくやれたということと、こういう機会を設けていただいたことは有難く思っていますので、また呼んでもらえるようにサッカーも頑張りたいと思います。みどころは、マキ(槙野)のパワー、(宇佐美)貴史のセンス、僕は悲しいところ(笑)。あと永井は特に何もなかったですね(笑)。そんなそれぞれの良かった部分、僕と永井の何もなかった部分も見て楽しんで欲しいなと思います。

[永井謙佑]今日は楽しかったです。ただ、僕としては走っているところしか見せ場はないんですけど(笑)。チョロを蹴って塁に出ることを心がけてプレーしました。勝ちにはこだわっていたのでチャンスメークの部分で頑張ろうと思いました。見どころですか?いや、僕からはないですね(笑)。ただ、守備でエラーをしなかったのは良かったと思います。そんな守備も見ていただきたいですね。

PICK UP