檀れい、内山理名、原田泰造らが競演 不朽の名画『黒の斜面』が復活

公開:

加藤剛、岩下志麻、市原悦子が顔を揃えた不朽の名画『黒の斜面』(1971年/脚本:菊島隆三/監督:貞永方久)が、檀れい、内山理名、原田泰造ら豪華キャストを迎えて、1月24日(日)に放送されるドラマスペシャルで復活することがわかった。

周囲から“理想の夫婦”と呼ばれ、幸せに暮らしてきた妻・辻井圭子(壇)と、夫で大手建設会社の営業課長・高史(原田)。でも夫の高史には、妻の圭子には絶対に言えない秘密があった。ある日「出張に行く」と圭子に告げて、実は不倫相手の川上妙子(内山)の部屋で一夜を過ごした高史。ところが高史の乗る予定だった飛行機が墜落したことで、夫婦の運命は思わぬ方向へと展開していく。妙子の画策により、しばらく経ってからその事実を知らされた高史は、妻にも会社にも連絡することができなくなったばかりか、1億円横領と殺人容疑まで明るみに出て……。ひたむきに愛を貫く妻・圭子と、孤独なホステス・妙子が、不器用な夫・高史をめぐって繰り広げる女の愛憎バトルも濃密。はたして、“黒の斜面”を転がり落ちていく夫婦の運命は!?

今作について、圭子を演じる檀は「まず台本を読んで感じたのは、窮地に追い込まれたとき、どれだけ相手を信じることができるか、夫婦の絆を取り戻すことができるか……そこを丁寧に演じたいと考えました」と語っている。そして、圭子というキャラクターについては「夫を信じているからこそ、夫に対する疑念を払拭したいと思いますし、信じているからこそどんな状況でも、前に進もうとする力が湧いてくるんですね。演じながら、夫婦の絆のあり方を、改めて感じることが多かったです」と。

また、夫・高史役の原田に対して壇は「どこか憎めない、人の良い高史というキャラクターをしっかり作られていて、私自身、とても役に入りやすかったです。妙子役の内山理名さんは、真面目に役と向き合って演じているのが、すごく伝わってきました。理名ちゃんの演じた妙子は、とてもチャーミングで魅力的な女性でした」と感想を述べている。撮影を振り返り、印象に残っているシーンについて聞かれると、「回想シーンの恋人岬での撮影です。若い頃の設定ということもあり、原田さんと2人、手をつないで階段を駆け上がったり、恋人岬の鐘をにぎやかに鳴らしたり……と、けっこう恥ずかしいシチュエーションでしたが、思いっきりはじけて演じました」と明かした。

PICK UP