12月11日（金）に最終回を迎える、関ジャニ∞錦戸亮主演のドラマ『サムライせんせい』（テレビ朝日系列、毎週金曜 23:15～）が遂にクランクアップ。主人公・武市半平太を演じた錦戸と、その盟友・坂本龍馬を演じた神木隆之介の“最高・最強のコンビ”が揃って、3カ月にわたる全撮影を無事終えた。

この日はサプライズで、スタッフ一同から錦戸へ扇子がプレゼントされた。半平太の似顔絵とともに全スタッフ＆キャストのメッセージが書かれた“愛ある贈り物”だ。これには錦戸も驚いた様子で「ありがとうございます！　帰ったらじっくり読みますね。こういうのを読んじゃうと、そわそわしちゃうんで」と照れた様子。そして、改めて「どんどん回を増すごとに面白くなっていって、僕も演じることが楽しくなっていきました。とても楽しい作品に参加させていただき、幸せでした！」と挨拶し、何度も感謝の気持ちを伝えていた。

一方、神木も「本当に現場が楽しかったです」とニッコリ。「坂本龍馬という、自分にとっては大きなプレッシャーとなる役でしたが、皆さんのおかげで軽く、チャラく、そして最後には真剣な顔を見せることができました。また皆さんとお仕事ができるよう頑張ります」と、目を輝かせた。

実はこの日、もう一つのサプライズが用意されており、錦戸＆神木をねぎらおうと、すでにクランクアップしていた佐伯寅之助役の藤井流星（ジャニーズWEST）が、こっそり現場に来ていたのだ。ところが、藤井の詰めが寅之助ばりに甘かったのか、または錦戸の勘が鋭すぎたせいか、セレモニーの前に錦戸は藤井のマネージャーを発見。サプライズ作戦は失敗に終わってしまったのだ。しかし、錦戸と神木は、藤井から花束を贈られると、その心意気に極上の笑顔。錦戸はその後、藤井のいない場所で「流星は長いセリフもきっちり覚えてきて、いつも一生懸命やったし、リハーサルと本番で僕のお芝居がちょっと変わっても、ちゃんと受けてくれたんです。叩き方で響き方も変わるような、素敵な俳優さんになってほしいな、と思います」と、後輩愛を炸裂させていた。

この作品では、映画『ちょんまげぷりん』（2010）以来、約5年ぶりに“タイムスリップするサムライ”という設定の役柄を演じた錦戸だが、今回は“ある志”を胸の内に秘めていた。それは「あの頃の僕には絶対できひんことをやりたい」という思いだ。そんな彼を支えてくれたのが共演者たちの存在だと錦戸は語っている。特に、役の上でも一俳優としても“同志”となった神木について「お芝居もすごいし、僕も引っ張られた部分がありました。年こそ僕の方が上ですけど、たまに先輩っぽく感じることがあった」という。さらに錦戸は、「温かい人に包まれた現場で、今の自分に最大限できることを探りながら、精一杯取り組むことができた！ “31歳の錦戸亮の限界”を提示できたかなって思います」と語った。錦戸＆神木のコメント全文は以下の通り。

［錦戸亮（武市半平太・役）コメント］
所作をおさらいしたり、土佐弁を覚えたり、第6話と最終話では“今日（撮影がちゃんと）終わるんかなぁ”と思うくらい殺陣をいっぱいしたり……。新しいことを覚えて実践しては、次のことをインプットする……の連続で、3カ月過ぎるのがすごく速かったです。「サムライ」と「タイムスリップ」という映画『ちょんまげぷりん』（2010）でも演じた要素にもう一度向き合うことは、僕にとって“すごい挑戦”でした。今振り返ると、今回は撮影の間ずっと“あの頃の僕には絶対できひんことをやりたい”と思ってましたね。そんな中、温かい人に包まれた現場で、今の自分に最大限できることを探りながら、精一杯取り組むことができた。“31歳の錦戸亮の限界”を提示できたかなって思います。どんどん回を増すごとに面白くなっていって、僕も演じることが楽しくなっていきました。とても楽しい作品に参加させていただき、幸せでした。

［神木隆之介（坂本龍馬・役）コメント］
本当に現場が楽しかったです。坂本龍馬という、自分にとっては大きなプレッシャーとなる役でしたが、皆さんのおかげで軽く、最後には真剣な龍馬の顔を見せることができました。本当にありがとうございました。