テレビ朝日が企画・制作し、東北6県の魅力を紹介する旅バラエティー『TABI JAPAN with James Jirayu（旅ジャパン ウィズ ジェームス・ジラユ）』が、タイの地上波放送局チャンネル3で来年1月10日からの放送が決定（毎週日曜、17:00～ チャンネル3 全10話を予定）。これに先立ち9日、タイ・バンコクのチャンネル3にて制作発表記者会見が開催された。

番組MCを務めるジェームス・ジラユ。彼は、タイ国内で俳優やミュージックアーティストとしての活動を主としており、旅番組でのMCは今回が初。番組では、ジラユがネット検索やSNSからの情報を元に、自分で東北を発見＆経験。また、趣味のカメラを通して出会った人・物を撮影して生き生きとした東北を紹介していく。さらに、twitterを使ってクイズを出したり、ファンからの質問に答えたりする「新しいスタイルの旅番組」を目指していくという。また、この番組では、これまでのジラユとは違った一面が見られるとあって、タイのファンからは早くも大きな期待が寄せられているようだ。

今回の放送は、総務省の「コンソーシアムによる地域経済活性化に資する放送コンテンツ海外展開モデル事業」として実施されるもので、日本で制作した映像コンテンツを海外の放送局で放送し、海外の人に日本への関心を高めてもらうことを目的としている。企画・制作はテレビ朝日が博報堂DYメディアパートナーズと連携して担当し、さらには東北6県及びテレビ朝日の東北の各系列局による映像提供の協力も受けて放送される。

タイのメディア関係者が約300人も集まったこの制作発表記者会見に出席したジラユ。先日まで2ヵ月間、日本に滞在していた彼は、「今回の番組のロケだけでなく、歌やダンスのトレーニングに励みました。日本のスタッフと一緒に働くのは、とても刺激的で充実した時間でした」と振り返る。また、旅番組のMCに今回初挑戦することについては「初めての体験、経験が多いので、緊張していますが東北の温泉や食事を楽しみたいと思います。みなさん、ぜひ、番組を観て、東北の魅力を感じてください」と語っている。