夏菜&和田正人、草なぎ剛主演『スペシャリスト』に出演決定

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夏菜と和田正人が、1月にスタートする草なぎ剛主演のドラマ『スペシャリスト』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~)に出演することがわかった。

この作品は、土曜ワイド劇場特別企画として2013年5月18日(土)に初めて放送され、19.4%という高視聴率を獲得。以降も同企画で2014年3月8日(土)、2015年2月28日(土)に放送され、いずれも16.1%、14.8%と人気ドラマシリーズとして放送され、来年1月からは連続ドラマとしてスタートする。

この作品で草なぎが演じるのは、ある事件に巻き込まれ、無実の罪(殺人未遂罪)で10年間刑務所に服役していた京都府警職員・宅間善人。10年という長い服役期間に、犯罪者・受刑者のデータ、犯罪手口などをすべて記憶するという、いわば“犯罪心理のスペシャリスト”に。そして、意識不明だった被害者が10年ぶりに目を覚まし、冤罪が証明されたことで釈放された宅間は、京都府警本部長・高倉紀一郎(大杉漣)の計らいで府警に復職。新設された「特別捜査係」に配属され、南果歩演じる、夫を殉職で失ったおばさん刑事・姉小路千波らとともに京都の街で起こるさまざまな事件に挑んできた。

これまでは京都を舞台に数々の事件を解決してきた宅間だが、1月スタートの連続ドラマでは東京が舞台。宅間が京都を離れ、仲間たちとも別れて東京へ行く理由には、大切な人の衝撃的な死が……。それにより宅間は、自分を取り巻く大きな陰謀を暴くには、本丸=警視庁に乗り込むしかないと決意し東京へ。そこでは、まだ名前さえ付けられていない“ある部署”に配属されることになる。

そこで、今回新しくレギュラーに加わるのが、夏菜と和田正人の2人。物語は、10年間冤罪で刑務所に服役し、あらゆる犯罪データを頭の中に記憶している宅間の能力を最大限に活かすためのその部署に、刑事部総務課から我妻真里亜(あづま・まりあ)という女性刑事が転属されてくるところから連ドラはスタートする。その女性刑事・我妻を演じるのは夏菜。伯父が現警察庁長官という異色の経歴を持っているが、実は他にもまだ秘密を抱えている!?

そして同部署に事件の調書などを持ち込んでくる捜査一課所属の刑事・野方希望(のがた・のぞむ)役には和田正人。12月12日(土)放送の『スペシャリスト4』のラストで宅間と意味深な出会い方をする警視庁の滝道博喜(吹越満)の差し金として送り込まれたのか、同部署と捜査一課のパイプ役を担う。

京都府警の“特別捜査係”で宅間とコンビを組んできた姉小路千波役の南果歩をはじめ、松原唯子役の芦名星、堀川耕平役の平岡祐太らおなじみのメンバーも宅間を追って東京・警視庁へ。抜群のチームワークを見せてきた“特別捜査係”メンバーに、2人の若手が加わり、どのような化学反応を見せてくれるのか期待が高まる。今回の出演決定に伴い、夏菜と和田からコメントが到着。以下、全文を紹介する。

[夏菜]『スペシャリスト』はずっと見ていたドラマでしたので、ベースが出来上がっている作品に後から参加させていただくというのは正直緊張がありました! 特に『スペシャリスト』はテンポのいいドラマですので、“誰がツッコミ役か”というようなバランスがキャストのみなさんの中でも決まっているような気がして……(笑)。最初の3日間くらいは試行錯誤しちゃいましたが、今日くらいからなんとなく「あ、こんな感じかな」という感覚が自分でも掴めたような気がしています。

わたしが演じる我妻真里亜は、総務課から捜査の現場に異動してきたばかりなので仕事にもやりがいを感じていて、自分の手で事件を解決したいという思いが強いんです。ただ、実は秘められた過去を抱えていて…これから徐々に明かされていくと思いますが、今はとにかく誰よりもやる気に満ち溢れた新人刑事です(笑) でもあまりガツガツし過ぎないように、うちに秘めた熱さを表現できるよう気をつけて演じています。真里亜は宅間に振り回される場面も多いのですが、草彅さんご自身も思わず宅間に見えてしまう瞬間があるくらいつかみ所のない方で……(笑)。ナチュラルに真里亜に共感しながら演じられている部分かもしれませんね!

草彅さんとみなさんのやり取りを見ていると漫才みたいな掛け合いなんです。いずれわたしもそこに混じってツッコむ側になれたらいいな。みんなで宅間を攻めるとか……(笑)。コンビネーションぴったり!というところまで、わたしも早く行けたらいいなと思います。

[和田正人]今年の夏に別の作品を京都で撮影していた際に、同じく京都で撮影が行なわれていたのが『スペシャリスト4』でした。メイクルームでレギュラーメンバーの皆さんと顔を合わせる機会もあり、まさかこのメンバーに自分が加わる事になるとは、夢にも思っていませんでした。とにかく、『スペシャリスト』チームのみなさんは、雰囲気が素敵で、さらには、草彅さん演じる宅間善人をはじめ、全員が超個性派。良き雰囲気を作る広い視野と、個性的なキャラを作る独自の視野。その両方を養われている皆さんの現場での在り方に、とても興味がありますので、スペシャリストチームに参加できる事を、心から嬉しく思います!

スペシャリストのチームに、どのような異物が入ってきたら面白いか? と考え、野方希望という役を想像し始めました。与えられた設定以外で、描かれていないキャラクターの余白の部分は、監督と相談しつつ、自分の独断も織り交ぜて役作りをしています。出身大学はどこの何学部で、どんな野心で警視庁にはいったのか、という風に……。例えて言うなら、「野方希望」という“オモチャ”をどのように弄れば、楽しく遊べるか。そこから生まれる妙な個性が、スペシャリストチームの底上げになる事を信じて、撮影に取り組んでいます。

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