桐谷美玲、65歳の姿は松坂慶子 美しき二世代の女優が“異色の共演”

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桐谷美玲が主演する1月期ドラマ『スミカスミレ』(テレビ朝日系列、毎週金曜 23:15~ ※一部地域を除く)に、松坂慶子、及川光博、町田啓太、小日向文世といった豪華キャストが出演することがわかった。

『Cocohana』(集英社)で連載中の少女漫画『スミカスミレ』(高梨みつば・著)を初めて実写化したこの作品で桐谷が演じるのは、“20歳の女子大生へと姿を変えた中身65歳のヒロイン・如月すみれ”。その中身は、65歳の如月澄といった女性で、ある“きっかけ”によって、すみれという新たな名のもと戸惑いながらも人生をやり直し始める。澄は、これまでの65年間、恋愛やキラキラした青春を一切味わうことなく生きてきた。そんな究極の大和撫子ともいえる慎ましやかな女性を松坂が熱演。桐谷と松坂という二世代を代表する美しき女優が、“姿・年齢は違えども同時進行で人生を歩んでいく同一人物”を演じ、“異色の共演”が実現する。

松坂とは2010年に共演しているという桐谷。その時を振り返り、「本当にキュートな方だなって、憧れの目で見ていたんです。なので、今回またご一緒できるのがすごく楽しみですし、ちょっと緊張もしています」とニッコリ。また、松坂と同一人物を演じることについては「私が65歳になった姿が、こんなに綺麗すぎていいのかなって思いました! その一方で、松坂さんご自身の素敵な雰囲気が澄さんと重なって、“65歳の女性”というよりは、“松坂さん”になれればいいんだ! って、役作りのヒントも見えてきたんです。これから約3カ月、松坂さんを見習いながら、すみれを演じて、楽しくいろんなことを吸収できたらなと思います」と目を輝かせていた。

松坂は「(前回の共演で)桐谷さんがいつも一生懸命仕事に取り組んでらっしゃった姿を、今も覚えています。あれから5年。久々に再会した桐谷さんは、以前よりも天真爛漫で、明るくて……! ブログの文章などからも、意外とボーイッシュで、みんなを引っ張っていくタイプだということが伝わってきて、その素敵な成長ぶりを頼もしく感じました」と現在の印象を語り、今回、桐谷が演じる見た目・20歳の“すみれ”については「私が45歳若返った姿を、こんなにかわいい桐谷さんが演じてくれるので、とってもゴキゲンです(笑)。劇中でも、この喜びをそのまま出せばいいんじゃないかなって思っているんですよ。作品自体もとても面白くなりそうで楽しみ」と。さらに、物語は一人ぼっちになった澄が猫に助けられるところから始まることで、「私も猫を飼っていて、こんなに素敵な作品に出られるなんて、これもうちの猫が運んできた縁かしら(笑)!? そんなことを考えながら、温かい気持ちになっています。今後も物語の中に流れる温かみに浸りながら、桐谷さんと楽しく同一人物を演じていきたいです。プライベートでも一緒にろくろを回したりなんかして、どんどん交流を図っていきたいですね」と、互いに久々の共演を楽しみにしているようだ。

二人三脚で一人のヒロインを立体化していく桐谷&松坂を取り囲むキャストも、実に個性豊かな顔ぶれ。65歳の澄を20歳のすみれへと若返らせる化け猫・黎に及川光博。また、すみれの初恋の相手となる大学生・真白勇征には、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(’14)で鮮烈な印象を残した、劇団EXILEの町田啓太がキャスティングされ、小日向文世は、霊感の強い住職・天野早雲といったドラマオリジナルの役で出演する。

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