鈴木浩介に脚光『遺産争族』でまさかの『ライアーゲーム』“フクナガ”降臨!?

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向井理が主演する『遺産争族』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~)の第5話で、鈴木浩介が見せた“奇演”に注目が集まった。

稀代のストーリーメーカー・井上由美子が脚本を手掛けるこの作品は、向井演じる若き研修医の佐藤育生が、遺産相続問題が勃発する家に婿入りし、その家族たちが繰り広げる、愛憎と欲望にまみれた騒動に巻き込まれていくさまが描かれている。

育生の結婚相手で資産家令嬢・河村楓役は榮倉奈々。また、楓の祖父でカワムラメモリアル会長・河村龍太郎役を伊東四朗、父で自身も婿入りしている河村恒三役を岸部一徳が演じ、その他にも、余貴美子、室井滋、板谷由夏、岸本加世子といった個性的なメンバーが出演している。そんな中、11月19日(木)に放送された第5話では、鈴木が演じる、恒三の甥で月子(室井)の長男・矢幡正春(通称・まーくん)にスポットが当てられた。

■突然すぎる腹痛

自宅で倒れた龍太郎の見舞いに、楓、陽子(余)、月子、凜子(板谷)と病院に訪れたまーくん。その帰り、龍太郎の遺言書作成・変更を担う弁護士・金沢利子(真飛聖)とすれ違うと、まーくんは「うっ!」と突然の腹痛に。「ちょっとトイレ……」とわざとらしく弁護士の後を追っていった。この行動に対し、ネット上では「マー君腹痛ww」「キノコが動き出した 」「キノコが暗躍しそう」と早速反応。

“キノコ”とは、鈴木がドラマ『LIAR GAME』(フジテレビ系列)で演じた“福永(フクナガ)ユウジ”からきている。キノコ頭が特徴的で、黒ぶち眼鏡をかけて他人を罵倒する強烈なキャラクターだ。この印象がよほど強かったのか、鈴木演じるまーくんに対しても「キノコ」または「フクナガ」という呼称が使われているようだ。

■バレバレの盗聴機作戦

龍太郎が病室で“危急時遺言”を作成。その際、親族の立ち会いは禁じられていたが、まーくんが絶妙のタイミングで「じぃじ、見舞い持ってきた~」と大きな花束をもって登場。弁護士から「ご遠慮願いますか」と注意されるも「花屋の前を通ったら、綺麗だったから~」と笑顔で花束を病室に残したまま退室した。すかさず「花束に盗聴器入ってそう……」「まーくん、解りやすい!」「まーくん、盗聴!?」といった声で多くの視聴者が予想した通り、その後、屋上で遺言の内容を盗み聞き。その現場を育生に見つかると「秋葉原に行って、一番高い盗聴機を買ったんだよ! お前だって聞きたいだろ! カッコつけるなよ。知るのは国民の権利だ!」と声を張り上げて主張。しかし、育生から「本当はそんなことしたい奴じゃないだろ」と言われてしまい、ひとまず堪える。

■育生に殴りかかる

河村家での夕食時、まーくんは育生に「なんで、僕が盗聴していたことをみんなにバラさないんだ」と質問。育生は「何が? もう終わった、忘れたよ」と返すと「そのカッコつけがムカつくんだよ!」と感情を爆発させた。楓に対しても「こんな奴のどこがいいんだよ。薄汚い本性を隠して……。僕、こういう男大嫌いなんだよ~」と声を荒げた。その後、まーくんは、盗聴していた遺言の中身を暴露。「海外で医療活動を行う団体に全額寄付するそうです。ただし、どの段階にいつ寄付するかについては、孫の婿・育生に一切を一任する」と。「全額寄付! 最高!」と崩れ落ちるまーくん。育生が「家族を揉めさせて何が嬉しいんだ」と攻めると、感情を爆発させ「そういうのが、気に入らねぇんだよ」と殴りかかり、しまいには「俺は、バカじゃない……。35年間、ずっとバカな役をやっていただけだぁ~」と叫びながら、河村家を飛び出していってしまった。

そんなまーくんの“ブチ切れ”に対し「これを待っていたのよw」「まーくん、逆噴射の巻」「まーくん、育生にキレたww」「まーくん暴走(笑)」と賑わい、中には「まーくんは、ライアーゲームをしてるんだ!」「まーくん、とうとうフクナガ化w」「フクナガ降臨!」「フクナガが復活!」といった反応もあった。

まーくんの盗聴によって「遺産は全額寄付」されるが判明。これによって、相続争いも落ち着く思いきや、11月26日に放送される第6話では、育生の生き別れた父が突然現れ、予想もしない展開が訪れる。

[第6話あらずじ]「誰も争わなくていい遺言にしてください」そう、育生が龍太郎に頼んだことで、河村家は大混乱に陥ってしまう。そのことを聞いた龍太郎は、家族を集め腹を割って話し合おうと、育生に提案。龍太郎の病室に集まった陽子、月子、凜子、楓、そして恒三は、「遺産を全額寄付する」という遺言についての真意を問いただそうとする。「なんで?」「許せない」「納得出来ない」と口々に不満を漏らす娘たちに、龍太郎は「なぜ遺産を家族に残さず、寄付しようと思ったか」という衝撃の理由を明かすのだった。また、その頃、華子(岸本)の前に、別れた夫、つまり育生の父親である佐藤肇(光石研)が現れる。「ひと目だけでも育生に会いたい」という肇に、ほんの少し同情心が芽生える華子だったが、育生が河村家の婿に入ったことを知った肇が金の無心に来るのではないかと不安に……。

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