桐谷美玲、彼氏いない歴65年!? 1月期ドラマで異色のヒロインに

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桐谷美玲が、2016年1月期にテレビ朝日でスタートするドラマ『スミカスミレ』(毎週金曜、23:15~ ※一部地域を除く)で主演。見た目20歳、中身65歳の女子大生という異色のヒロインで革新的な芝居に初挑戦することが決定した。桐谷自身も「自分が65歳になるなんて、これまで想像したこともありませんでした!」とコメントを寄せている。

『Cocohana』(集英社)で連載中の少女漫画『スミカスミレ』(高梨みつば・著)を初めて実写化。ドラマ版では新キャラクターなど独自の要素も加えながら、ミステリアスな大人のラブストーリーが展開される。

この作品で桐谷が演じる主人公・如月すみれは、20歳の女子大生だが、その中身はなんと如月澄という“65歳の女性”。澄は、幼い頃から家業の手伝いに追われ、青春らしい青春を送れずにきた。その後も祖母に始まり父、母の介護に生活のすべてを費やし、一度も彼氏を作れないまま、気が付けば65歳に。そんな“彼氏いない歴65年”の澄がたった一人の身内である母を亡くし、人生をやり直したいと願うところから物語はスタートする。

誠実に生きてきたという小さな誇りを持ちながらも、彼女は母亡き後、「もう一度若さを取り戻して、人生をやり直したい」と……。するとある日、目覚めると20歳の姿になっているという奇跡が起こり、信じられない現実に戸惑いながらも、彼女は如月すみれと名乗ってもう一度青春をやり直していく。しかし、実は65歳という“誰にも言えない秘密”を抱えたすみれにとって、その先には思いもよらない壁も立ちはだかる。果たして、“やり直し青春ライフ”はどんな結末を迎えるのだろうか。

今回の役について、桐谷は「65歳の感覚で話している時にポロッと出てくる言葉や文化を勉強するなど、今回はこれまで多かった等身大の役以上に準備することがありそうです。今は撮影に向けて口調や声のトーン、その年代の方々の口癖を探っている最中。母親や祖母など、身近にいる年上の女性を観察しながら、研究していきたいと思っています」と気合い十分だが、初挑戦の要素も多いことから「今はまだ不安も大きい反面、どんな新しい表現ができるのか楽しみです」と語っている。

中でも、すみれに関して「私たちの世代よりも情に厚く、“そんなに熱く臨むと、ダサいと思われるんじゃないかな”と躊躇しちゃいそうなことにも一生懸命取り組む姿がとても新鮮で、魅力的! 実は、私自身も高校時代から仕事をしていた関係で、“青春してますっ!”みたいな感じを味わい切れなかったので(笑)、今回はすみれ(澄)と一緒に思いっきり青春を楽しみたいです」とも。

そんな“青春をやり直す”すみれだが、一方の桐谷は「私自身はすみれ=澄さんのように思ったことはまだなくて、“千葉の田舎でジャージを着て走り回っていた中高生の頃に1週間だけ戻って、友達と一緒に制服姿で東京へ遊びに行ったりしてみたいな”と思う程度。一個人としての感覚や性格も、私自身とは違う役どころなんです」と笑顔で説明している。

最新の主演映画『ヒロイン失格』が、今年の“少女漫画原作映画”部門でトップの興行成績を収めた桐谷。同映画でも変顔や坊主頭などで新境地を拓くなど、精力的に幅を広げていた。そんな彼女が記念すべき連ドラ初主演を務めた『女帝 薫子』(テレビ朝日系列、2010年4~6月放送)以来、主演女優としてはなんと6年ぶりにテレビ朝日に凱旋する。

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