致死率100%!? 科捜研、バイオハザードに挑む

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バイオセーフティレベルという言葉をご存じだろうか? 実験室生物安全指針に基づいて世界保健機関(WHO)が制定。病原体の危険性に応じて各国で4段階のリスクグループが定められており、それに応じた取り扱いレベルを指す。

世界各国で国や民族を滅ぼしたという事例があるほど、過去に危険ウイルスは多くの人々を苦しめてきたが、沢口靖子が主演するドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜 20:00~)でも、恐怖のウイルスに関するエピソードが登場。このドラマは、沢口演じる京都府警科学捜査研究所法医研究員の榊マリコが、"科学"を武器に凶悪化・ハイテク化が進む犯罪に立ち向かう、木曜ミステリー屈指の人気シリーズ。11月19日(木)に放送される第5話では、恐怖のウイルスに感染した謎の遺体が発見、危険ウイルスだけに前代未聞の“カメラ越しの検視”によって殺人事件の真相に迫る。

[第5話あらすじ]マリコと宇佐見裕也(風間トオル)は、来年度オープン予定の“京都疾病予防管理センター”の志賀清二所長(中丸新将)に招かれ、施設の見学に訪れた。この京都疾病予防管理センターの地下階には、“バイオセイフティーレベル4”に分類される危険度の高いウイルスに対応可能な最新鋭の隔離実験室が備わっており、その中には病原体に汚染された遺体の検視ができる解剖室まであった。ところが、先に解剖室に入った研究員・尾原美涼(馬渕英俚可)と宇佐見が、中に男性の遺体があるのを発見し、あわててマリコが入室しようとした瞬間、志賀所長は解剖室に続く気密扉をシャットダウン。宇佐見と美涼は、解剖室内に閉じ込められてしまう。志賀によると、遺体の顔面にあらわれていた出血や浮腫は、致死率100%といわれる驚異の感染症“アルタイラ出血熱”の典型的な症状だという……。アルタイラウイルスの感染経路は体液感染。宇佐見と美涼はすでに遺体に素手で触れてしまったため、感染している可能性が高いが、ウイルスが空気感染型に変異している可能性も否定できない。感染拡大を防ぐため、そこにいた全員が隔離実験室から出ることはできなくなった。マリコは、解剖室・実験室と科捜研とを映像回線でつなぎ、解剖室内に閉じ込められた宇佐見へモニター越しに指示を送るという前代未聞の“カメラ越しの検視”を開始する。

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