科学捜査の妙!水没スマホから画像データ復元で殺人事件解決の糸口に

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スマートフォンや携帯電話が水の中にポチャン……。防水機能がない機種も多く、大切な記録データが吹っ飛んでしまったという経験がある方も少なくないだろう。最近では、水没したスマホ・携帯を乾燥させる便利グッズが販売されていたり、ネットでは応急処置の方法なども紹介されているが、失ったデータを完全復活させるのは素人ではなかなか難しいようだ。

沢口靖子が主演するドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜 20:00~)でも、スマホのデータ復旧に関するエピソードが登場。このドラマは、沢口演じる京都府警科学捜査研究所法医研究員の榊マリコが、"科学"を武器に凶悪化・ハイテク化が進む犯罪に立ち向かう、木曜ミステリー屈指の人気シリーズ。10月29日放送の第3話では、水没したスマホからある画像データを復元させ、殺人事件の謎を解き明かす。

[第3話あらすじ]京都市内に住む無職男性・岩清水修(高木万平)の死体が、川のほとりで見つかり、マリコ(沢口)たち科捜研による検視、鑑定の結果、石などの固い凶器で頭部を殴打され殺害されたことが判明。岩清水は4年前、大量の乾燥大麻をお茶に偽装してブラジルから日本に持ち込み、3年の実刑判決を受けていた。母の悦子(円城寺あや)によれば、岩清水はブラジルに語学留学中、現地で親しくなった知人からお茶を購入しただけで、中身が大麻だとは知らなかったと話していたという。その直後、川の中から岩清水のスマートフォンが見つかり、前歴のある男の指紋も検出された。その男は市内で空調設備会社を営む松木正(川野直輝)のものと判明。3年前、その男を傷害罪で逮捕したのは、落合佐妃子(池上季実子)だった。土門刑事(内藤剛志)が聞くと、佐妃子は薬物の一斉摘発の際、現場近くでケンカ騒ぎを起こしていた松木を逮捕したが、そのあとは担当部署に引き継いだため、よく覚えていないと話す。土門たちは、松木の恋人・今西舞(渋谷飛鳥)の部屋を張り込み、現れた松木を任意同行。被害者のスマホに指紋が付着していたことを問いただすと、松木は落ちていたスマホを拾い、壊れていたため川に捨てただけだと主張。そんな中、マリコたちは岩清水のスマホから、殺害される前日に撮られた画像データを復元することに成功。しかし、その写真は車のフロントガラス越しに車内を撮影したもので、ガラスに空が反射しており、いったい何を写したのかもわからない一枚だった。岩清水はなぜそんな写真を撮ったのだろうか……。

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