向井理、岸本加世子の“奇行”にナイスフォロー「全部監督の演出です!」

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向井理と榮倉奈々が夫婦役で出演するドラマ『遺産争族』(テレビ朝日系列、 毎週木曜 21:00~)が、初回15分拡大で10月22日にスタート。第1話の平均視聴率は14.2%と高い数字をマークし、ネットでも「ドロドロ系コメディおもしろい!」「ポップで笑える」「毎週視聴決定!!」「早く次が見たい」と内容を評価する声が相次いだ。

向井演じる若き研修医の佐藤育生が、遺産相続問題が勃発する家に婿入りし、その家族たちが繰り広げる相続争い=“遺産争族”に巻き込まれていく姿が、シニカルに、そしてコミカルに描かれている本作。第1話では、育生が河村家に婿入りすることを決意し、河村家のひとり娘・楓(榮倉)との華やかな結婚式が行われるまでが描かれたが、中でも注目を集めたのが、高級レストランで行われた河村家と佐藤家の顔合わせのシーンだ。

楓との結婚を申し出る育生に対し、楓の父でカワムラメモリアル社長の河村恒三(岸部一徳)は、結婚するなら婿に入るよう、育生とその母・華子(岸本加世子)に言い渡す。急な申し出に戸惑いを隠せない育生と華子だが、そんな二人に恒三は“不躾な発言”を連発。すると、華子は激怒して立ち去ってしまうのだが、その時のある“奇行”に注目が集まった。

怒りを露わに「婿になんかやりませんから!」と立ち上がった華子。その直後、なぜか籠に盛られたパンを、自分のバッグにガバっと一気にしまって立ち去ってしまう……。そのシーンが「パンだけ持っていった!」「バッグにダイレクト」「パンのテイクアウトwww」「両家顔合わせのポイントは“パン”」とネットをざわつかせた。

実は、岸本のこの“強烈”演技について、向井はインタビューで次のように述べている。「監督が結構台本にないことを要求してきます(笑)。僕はまだその洗礼を受けていませんが、特に岸本さんはいろんなことを要求されいます。(その演技は)ドラマを見ていただいた時に、恐らく“ここだ”とわかると思います」と、まさにこの“パン”の演技を示唆。向井は「岸本さんの名誉を守るために言っておきますが、全部監督の演出で岸本さんのアドリブじゃありません(笑)」とフォローしていた。

キャストに対する演出家の “無茶ぶり”もこのドラマを面白くさせている一つの要因。第2話以降、この洗礼を受け、誰がどんな“強烈演技”を見せてくれるのか、今後の展開に期待が高まる。

[第2話あらすじ]育生(向井)が河村家に婿入りすることで始まった楓(榮倉)と育生の新婚生活。矢幡月子(室井滋)をはじめとした河村家の親族たちは育生が婿に来た真意を計りかね、カワムラメモリアル会長・河村龍太郎(伊東四朗)の遺産を狙っているのではないかと勘ぐる。一方、龍太郎は弁護士の金沢利子(真飛聖)に遺産相続の配分について相談していた。法定相続人である3人の娘たちに相続させるよりも、できれば楓と育生に財産を譲りたい、と話す龍太郎に、利子は育生の素性をよく調べるよう忠告する。そんな中、楓は、育生が母・華子(岸本)に対して「婿入りしたのには“ある目的”がある」と告げるのを聞いてしまい、疑心暗鬼になり、育生への不信感が芽生える。

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