「四色型色覚」って何?沢口靖子『科捜研の女』第2話で殺人事件のキーポイントに

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近年、「四色型色覚」を持っているかどうかセルフチェックができる画像が、TwitterをはじめとするSNSで話題になったのをご存じだろうか? 多くの人は「三色型色覚」で色を識別しているが、世の中には普通の人間には見えない紫外線を色としてとらえることができる「四色型色覚」を持つ人がいる。

沢口靖子が主演するドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜 20:00~)でも、この特殊な色覚が鍵となるエピソードが登場。このドラマは、沢口演じる京都府警科学捜査研究所法医研究員の榊マリコが、"科学"を武器に凶悪化・ハイテク化が進む犯罪に立ち向かう、木曜ミステリー屈指の人気シリーズ。10月22日放送の第2話では、その「四色型色覚」に着目したマリコが、ある殺人事件の謎を解き明かしていく。

[第2話あらすじ]主婦の久保美也子(柊瑠美)が、自宅で刺殺体となって発見された。発見したのは、浮気相手と外泊を続け、2週間ぶりに帰宅した夫だった。マリコ(沢口)ら科捜研のメンバーが現場で特殊ライト“ALS”を当てて潜在指紋の有無を調べていたところ、真っ白な壁に突如、美しい蝶の絵が浮かび上がる。特殊ライトを当てて光るということは、紫外線を吸収し発光する物質を使って描かれたもののようだ。これは、警察がALSライトを使用することを想定した犯人からのメッセージなのだろうか!? 事件前日の夜、美也子が“左大文字山”を見上げて何やら驚愕する様子が商店街で目撃されていた。そして、鑑定を進めた結果、蝶の絵は蛍光増白剤入りの洗濯用洗剤の水溶液で描かれていたことが判明する。絵筆として使われたブラシも見つかり、絵は犯人からのメッセージなどではなく、被害者が自宅にあった道具で描いたものと思われた。しかし、描いている途中、液が乾いたら絵は見えなくなってしまうはず。マリコは美也子が、普通の人間には見えない紫外線を色としてとらえることができる「四色型色覚」、いわゆる“スーパービジョン”の持ち主だったのではないかと考えはじめ……。

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