向井理、榮倉奈々との初の夫婦役に「新鮮で、ドキドキ」

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向井理が初の婿役で主演するドラマ『遺産争族』(テレビ朝日系列、10月22日スタート 毎週木曜 21:00~ ※初回15分拡大)の制作発表記者会見が15日、六本木・テレビ朝日本社にて行われ、夫婦役で共演する榮倉奈々らと出席した。

稀代のストーリーメーカー・井上由美子が脚本を手掛ける本作。向井演じる若き研修医の佐藤育生が、遺産相続問題が勃発する家に婿入りし、その家族たちが繰り広げる相続争い=“遺産争族”に巻き込まれていく姿が、シニカルに、そしてコミカルに描かれていく物語だ。

育生は、婿に入るものの「海外の僻地医療に従事したい」という意志を明確に持ち、それに向け研修医として毎日研修に励む芯の強さを持っている。そのため、相続争いの中でも飄々と暮らすようなキャラクターだ。向井自身も「(育生は)お金に執着もなく、欲に塗れない“戦わないヒーロー”ですので、新しいヒーロー像が出来上がればいいなと思っています」と語っている。

共演には、妻役の榮倉をはじめ、この日登壇した伊東四朗、岸部一徳、余貴美子、室井滋、板谷由夏、鈴木浩介、岸本加世子といった面々が脇を固め、それぞれ遺産を巡り、個性豊かなキャラクターを演じている。そんなベテラン揃いの共演陣に対し、向井は「近年まれにみる“フレッシュ”なキャラクターに囲まれていまして……」と笑顔を見せつつ、「(彼らが演じる)このドロドロした家族に婿として入ってくるわけですが、なるべく爽やかにやろうと思っています。爽やか担当なので!」とニッコリ。

そんな“爽やかな育生”の結婚相手になるのが、これまで『メイちゃんの執事』(2009年フジテレビ系列)など、過去にも共演している榮倉で、バツイチの出戻りの社長令嬢・河村楓を演じる。夫婦役での共演は今作が初。これに対し、向井は「今までの共演した役は、(距離が)離れていたりとか、あまりプラスに見えない関係でしたが、今回は家族という近い間柄ですので、今まで見たことがない“お茶目な榮倉さん”であったり、すごく可愛らしい一面を見させていただいて、新鮮で、ドキドキしながらやらせていただいています」と照れ顔でコメント。

また、会見の終わりには、育生が婿に入る河村家の総資産が10億円ということで、会場には警備員付きで本物の10億円が登場。向井も少々興奮気味に「全部で10億? 本物?」と。その後、司会から“もし、この10億円が使えたら?”という質問をされると「もし、争わないでもらえるのであれば、宇宙にいきたい」と答えるも「争うのであれば、別にいらない」と、育生ばりの“ブレない”コメントに、共演者からも驚きの声が上がった。

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